CTRアップのポイントは“いかに目を惹かせるか”
前回の記事で、アフィリエイトで成果を上げる第一歩は、露出(IMP)の改善ということを説明した。今回は次のステップである、CTRについて解説していこう。CTRを一言でいうと「多くのユーザーを広告主のサイトやランディングページへ誘導すること」である。つまり「ユーザーにクリックを起こさせること」といえるが、そこで重要になってくるのは、ユーザーが目にする「バナー」や「テキスト」などの広告原稿のあり方である。
広告原稿がなぜ重要なのか。それは広告主とユーザーが初めて出会う場であり、この印象1つで、今後のユーザーのアクションが変わってくるからである。一度、目にしたバナーが自分にとって必要のない情報だと判断した時点で、再びそのバナーを目にしたとしても、クリックする可能性は低いだろう。人との出会いも第一印象が重要なのと一緒で、アフィリエイトに限ったことではないが、広告の世界においてもユーザーと広告主の最初の出会いというのは非常に重要である。
いかに“目を惹かせるか”という点で、本来はバナーやテキストなどの広告素材は、非常に考え抜かれて作られるべきものであるにもかかわらず、その多くが杜撰であったり、急造であったりすることが多く、あまり効果を最大化できていない、という印象が強い。成果を最大化させようと考えたとき、クリック数のテコ入れをすることは、非常に重要な要素なのだ。
では、どのような点に気をつけて広告素材を作成すればいいか。素材を作る際の基本的な考え方は主に下記の5点となる。
- 商品/サービスの特徴を明確化し、素材に反映させる
- 装飾を工夫する
- こまめに更新する
- 季節感を盛り込む
- できるだけ多くの種類を用意する
次ページでは、それぞれのポイントについて解説していく。