ひらめきたいなら「最強情報データベース」のiPhoneを持って街に出よう!
木本 前回、小山さんとお話しして「iPhoneって楽しい」っていうのは実感したんですけど、どうせなら、その楽しさや便利さをもっと仕事に活かす方法を知りたいですね。僕らの仕事は面白いものを考えて表現することだから、やっぱりiPhoneを「クリエイティブ」に使いたい。でも、まさかオープニングの映像をiPhoneで作るわけにもいかないでしょ。
小山 いやいや「クリエイティブ」といっても、まずは「作る」前に、頭の中でいろいろと考えたり、ひらめいたりするのが大事ですよね。ちなみに、木本さんは面白いことを思いつくのって、どんなときですか。
木本 うーん、歩いてたり、風呂入ってたり、なんでもないときにひらめくことが多いかな。あと相方とか他の人と、リラックスしながら話しているときに、アイディアが広がっていきますね。
小山 でしょう? PCの前でうんうん唸っているだけじゃ、なかなか面白いものって生まれにくいんです。だから、頭が煮詰まってきたら、僕はできるだけ外に出るようにしているんです。外の空気を吸って景色を眺めているとリフレッシュするし、町の中にいろんなヒントが見つかったりする。
木本 でも、調べたいことがあったりすると、やっぱPCが欲しくなりますよね。あ、そっか、iPhoneで調べればいいのか!
小山 そうなんですよ。携帯電話だと、ちょっと見る気がしなかったWebサイトも、iPhoneならストレスなく見られるし。Googleの検索も、Wikipediaやニュースサイトもササッとチェックできる。さらに、iPhoneならではの調べ方もいろいろあるんです。たとえば、「Google Mobile App」は「音声」で検索してくれるアプリケーションなんですよ。
木本 おお、すごいな、これは~。でも、ネイティブ英語じゃないとダメなのが、ちょっときついですね。まあ、僕は普通に検索窓から検索すればいいんでしょうけどね(しょんぼり)。
いわずとしれたGoogleのモバイル対応版アプリ。音声に対応しているので、わざわざ文字入力しなくても楽に検索が可能だ。とはいえ、まだネイティブな英語にしか対応していないため、ミスヒットも多い。発音に自信がない人にとって、日本語対応が待ち遠しい限りである。
小山 じゃ、これは?Wikipediaを閲覧しやすいアプリがあるんです。いろいろ出ている中で「シャッフルでランダム表示」の機能がある「Eureka」が面白いですよ。iPhoneを振るだけで、思ってもみなかった言葉が検索されて出てくる。
木本 これは面白いなあ。僕、ネタに詰まると「広辞苑」をぱっと開いて、その言葉からいろいろ妄想を膨らませたり、他の言葉と組み合わせてシチュエーションコントを考えたりするんです。それにちょっと似てますね。でも、街に「広辞苑」は持っていけないけど、iPhoneなら持っていけるもんなあ。
小山 ぜひ、木本さんにはWikiのシャッフル検索を使って、大喜利をやっていただきたいですね。Googleの音声検索でミスヒットしたものを、ネタにしてもらってもいいですけれど(笑)。(次ページへ続く)
「アルキメデスの原理」を発見したときに、裸のまま叫んだ「Eureka!(わかった!)」という名を冠した本アプリ。Wikiが見やすくなるというだけでなく、その名の通り、ひらめきを促す機能が搭載されている。軽くシャッフルしてみると「ポヨヨン」と音がして、無作為にある言葉が表示される。まるで神の啓示のような(?)この機能、あなたはどう使う?