発表された自律型分散人工知能「CADIE」は「Cognitive Autoheuristic Distributed-Intelligence Entity」を略したもので、自己学習型クラウドとして機能する。Googleの研究チームは数年にわたって、神経ネットワークや自然言語、自律的な問題解決能力などの問題に取り組み、昨年の秋に強化学習の問題を解決する新技術によって世界規模での学習を可能にする技術を生み出した。このCADIE技術を使ってGoogleは、日本でも4月1日に検索キーワードから川柳を自動生成する「Google川柳」を公開している。
また、CADIEはWebをスキャンして導き出したWebデザインの法則をもとに、自身のホームページを作成して公開している。しかし、Google Analyticsの公式ブログによると、このホームページのアクセスを分析したところ、公開後に大量のアクセスがあったものの、ほとんどの人は10秒ほどで立ち去っているという。これについてGoogleは、ホームページに大きく表示されているパンダの画像が不評だったのではないかと分析している。
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