やはり「ニンテンドーDS効果」は大きかった。矢野経済研究所の調査により、05年度の玩具産業の市場規模が玩具9品目国内出荷額ベースで、前年比8.7%増の1兆349億円となったことが、2月8日の発表によって明らかになった。
少子化などの影響もあり、テレビゲームを除いた8品目の市場は前年比0.1%増の3,139億円にとどまったが、任天堂の「ニンテンドーDS」および、脳トレゲームなどに代表される対応ソフトウェアの爆発的ヒットが市場を牽引したため、市場全体が3年ぶりの増加となった。矢野経済研究所によると06年度の玩具9品目・国内出荷市場規模は前年比16.4%増の1兆2,041億5,000万円になると推計されている。
DSとともに昨年末に発売されたWiiの売れ行きも好調と伝えられる任天堂。07年もゲーム市場の中心的存在になりそうだ。
プレスリリース:「玩具産業市場調査結果 2007」