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MarkeZine Day 2025 Retail

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

ホームページを営業マンにするために企業が心がけたいこと

重要なのは数値化

 工藤氏は、売れるWebサイトづくりに欠かせないもう1つのキーワードとして、「数値化」を挙げる。

 「なんとなくWebサイトを作って、どうも客が来ないからとデザインをいじったりしてみるが効果がないという企業が少なくありません。確かにブランディングならばそうした情緒や感性的な検討も必要でしょう。しかし成約に結びつけるためにはもっと数値的にきっちりと考えて作り込んでいかなくてはいけません。ある会社のリスティング広告の実績を見ると、Yahoo、googleでのインプレッション(露出)が5万件あったとすると、そのうち約4%がホームページへアクセスしているのが分かります。そして、この4%=2,000セッションの内の1%=20件は確実に問い合わせをしてくる。さらにこのコンバージョンの内、最大で20%は成約できる。つまりインプレッションが5万件あれば、アベレージで4件は成約が見込めるという事実があるのです」

 もちろん、業種などの要因によってこの数字は変わってくるが、営業する側がこの数値さえわかっていればあとは求める結果に合わせた訴求の設計をするだけで確実に数字が確保できる。Webサイトを活用した営業は、情緒や感性ではなく「数値を正確に把握し、それを根拠にした営業計画を立てること」と工藤氏が主張する根拠はここにある。

 さらに詳しい話を聞いていきたいが、この2人の“とっておきノウハウ”をすべて紹介するには、とてもこの誌面ではたりない。セミナー当日はどんな話が期待できるのだろうか。

 諏訪氏は、「工藤さんの言う『Webサイトを使った営業プロセスへの理解』と、先に私がお話しした『信頼される情報公開』こそが、いわばWebサイトを営業成果に導く両輪となると思います。セミナーでは、この両輪を実現するためのより具体的なスキームや体制づくりについて、詳しくご紹介したいと思っています」と語る。

 これを受けて工藤氏も、「成功しているWebサイトは、トップ営業がWebマスターとして関わっているケースが圧倒的。セミナーでは経営者や営業幹部、マーケティングのキーマンといった方々に、営業活動にどうWebサイトを活用すべきか、またそれにはどこに注力すべきかをお話ししたい」と意気込みを見せる。2人が繰り広げる熱いセッションに、Webマーケティングに悩む企業はぜひ注目だ。

セミナーは7月28日(火)に開催です。自社サイトを営業に直結させたい担当者の方はぜひご参加ください!(詳細はこちらへ

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この記事の著者

Office Louge 工藤淳(オフィスローグ クドウアツシ)

IT系出版社勤務を経て独立、現在フリーランス。もともと文系出身なので、「非技術者が読んで意味がわかるか?」を考えながら書くのが得意。とはいうものの、楽器から建築、自動車まで何でも注文があれば書いてきたのが、気がついたらIT専門のような顔をして仕事をしているというのはナイショ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/07/13 11:00 https://markezine.jp/article/detail/7741

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