本連載では、持続可能な社会に向けたマーケティングのあり方を企業の実践から考察している。第3回は、モノを次の人へつなぐマーケットプレイスを運営するメルカリを取り上げる。商品の購入後、長く使い、修理し、手放す――最初の持ち主の「購入後」は、次の持ち主の「購入前」へとつながる。この循環を促すには、出品の手間や購入の不安を和らげ、誰もが安心して参加できる仕組みが欠かせない。今回は、メルカリの課題解決やユーザー志向の取り組みを通じ、循環型市場を支える顧客体験と、その鍵を握るAIの活用法を考える。
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小口 裕(オグチ ユタカ)
株式会社ニッセイ基礎研究所 主任研究員
多摩美術大学 非常勤講師(消費者行動論)。消費者行動の専門家として、エシカル消費、サステナブル・マーケティング、地方創生を中心に研究・政策提言を行う。過去、20年以上にわたり、自動車、食品・飲料、デジタルコンテンツ、自治体などの多岐にわたる分野の消費者調査や研究に従事。持...
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