両社は今後10年にわたって提携し、検索広告ビジネスにおける技術提携や収益の分配などを行う。マイクロソフトはヤフーの中核となる検索技術のライセンスを獲得し、自社の既存のウェブ検索プラットフォームに融合させることが可能になり、ヤフーは、マイクロソフトの新しい検索エンジン「Bing」をヤフーサイトで利用可能となる。
また、マイクロソフトは、ヤフーネットワークとアフィリエイトサイトのトラフィックについては、収益を分配することを保証するほか、ヤフーサイトでの検索収益の88%をトラフィック獲得費用(TAC)として、向こう5年間ヤフーに支払うとしている。
そのほか、ヤフーは両社の検索広告の世界規模での販売を独占的に行い、ディスプレイ広告事業と販売については別個に行うなど、10項目にわたる提携内容を明らかにしている。
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