社団法人日本レコード協会は2月23日、「2006年第4四半期及び2006年年間有料音楽配信売上実績について」を発表した。
発表された資料によると、インターネットダウンロードとモバイルにおける、有料音楽配信の売上実績は、前年比56%増の534億7,800万円となり、500億円の大台を超えた。この数字は、同協会が発表した、2006年1年間に生産されたシングルCD(8cm CDと12cm CD)の生産額508億4,700万円を上回るもの。
とはいえ、アルバムCDを含むCD全体の生産額は3,445億1,800万円となっており、音楽配信サービス売上高の7倍近く。特徴的なのは、音楽配信のうち約9割がモバイルでの利用となっていること。iPodのようなプレイヤーに直接ダウンロード購入した音楽を取り入れて楽しむというスタイルはまだ定着したとはいいがたい状況のようだ。
プレスリリース:「2006年第4四半期及び2006年年間有料音楽配信売上実績について」
参考資料:「2006年12月 レコード生産実績」 (日本レコード協会)