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ここが違う!インタレストマッチと
スポンサードサーチ


顧客を引きつける広告のポイント

 インタレストマッチは、ページを閲覧中の「今は検索していない」ユーザーに対して訴える広告です。そこで重要になってくるのが「ぐっと興味を引きつける表現」です。

 なんとなくニュース記事を読んでいる人、なんとなく天気をチェックしている人など、何気なくページを閲覧している人の興味をくすぐり、広告をクリックしてもらうことが必要なのです。

テクニック1 続きが気になる!

 ニュースサイトなどで記事を読んでいる時に、ふと目に入った別のニュースの「見出し」が気になり、思わずクリックしてしまうことも多いのではないでしょうか。インタレストマッチでは、結果や中身を知らずにはいられなくなるようなテクニックが効果的です。

 アピールしたい情報すべてを広告内で完結させるのではなく、「海外旅行でトクする5つのルール」、「1日1万PVを目指す集客術」など、まるで書籍のタイトルのような見出しや、「現在の保険だけで老後は安心できますか?」など、読み手に問いかける文章にしてもいいでしょう。

テクニック2 遊び心をもってキャッチーに

 インパクトで目を引くなら、少し遊び心のある文章も効果的です。例えば、数週間前に「国内旅行のサイト」、数日前に「伊豆温泉のサイト」を閲覧して、今は天気予報のページを見ている人の興味を一瞬で引くような、温泉旅行の広告タイトルを考えてみましょう。

 どうでしょうか。スポンサードサーチでは、「温泉旅行なら○○トラベル」だったとしても、インタレストマッチでは上のような形で、少しくだけた、キャッチーな文章のほうが目を引きます。また、流行のフレーズを取り入れるのも効果的です。

テクニック3 キーワードを目立たせる

 インパクトを重視しすぎたり、あまりに謎めいていたりすると、どんな商品・サービスかを伝えにくくなることも考えられます。そんな場合はたとえば、キーワードの位置をタイトルの目立つ部分に入れるなどの工夫が有効です。たとえば、「京都 旅行」というキーワードなら、次のようになります。スポンサードサーチの広告に近いイメージですね。

 インタレストマッチは、直接的な検索に対して表示される広告ではありませんが、関連する情報を含むページに掲載される可能性も高いので、読み手が「その先にどういったジャンルの情報があるのか」を予想できるようにするといいでしょう。

テクニック4 顧客対象を明記する

 インタレストマッチでは、読み手の性別や年代を絞り込んで表示することができます。このため、広告の対象を明記するパターンもいいでしょう。

 30代専門の転職サイトなら上のような形で。あるいは、中高年の女性向けのコスメなら「50代女性のお肌に!」といった見出しをつけるなど、対象の顧客がクリックしてくれそうな広告を用意します。対象を特定することで広告のクリック率は下がるかもしれませんが、無駄なクリックを減らすと考えればメリットも大きいかもしれません。

継続的なメンテナンスとランディングページの工夫も忘れずに

 いくつかの広告バリエーションを紹介しましたので、これを参考にして複数の広告を作ってみましょう。一定期間掲載した後で、それぞれの広告のクリック率やコンバージョン率を比較すれば、最適な広告を探すことができます。

 また、いくらキャッチーな文章でも、何回も繰り返し表示されてしまっては、目新しさが薄れてしまいますので定期的な見直しは必要です。

 さらに、広告を工夫するときに注意すべきなのが、ランディングページの設定ミスやコンテンツ不足です。続きが気になる広告を作っても、その興味に応えていなかったり、わかりにくかったりすると、読み手はがっかりしてしまいます。訪問者が満足するコンテンツを用意できているか?当たり前のことですがしっかり確認しておきましょう。

 今回は、インタレストマッチの概要や広告づくりの注意点を紹介しました。次回は、効果を高めるキーワード選びなど、さらに詳しい活用術を紹介します。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/02/25 19:53 https://markezine.jp/article/detail/8176

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