事業の先細りを感じWeb サイトへの取り組みを開始
羽毛布団をはじめ、ブライダルやコンサートの演出、店舗ディスプレイなど、幅広い場面で利用されている羽根や羽毛などの原料輸入販売業を営む株式会社カマタック。創業は今からおよそ50年前。東京都荒川区に本社を構え、現在は3代目である鎌田敏夫氏とご子息の2人で経営にあたっている。驚くべきなのは、鎌田氏は、今から15年前にはWebサイトを既に立ち上げ、羽根というニッチな商材の販路拡大に努めてきたことだ。
「その頃は、取引先も既存顧客に限られており、このままでは先細りしていくだけと危機感を覚えていました。何とか販路を広げようとWebサイトを立ち上げました」
不特定多数の顧客を掘り起こす目的で開いたWebサイト。商品画像は自ら撮影するなど、すべて手作りからスタートした。当初は電話やメールで注文を受けていたが、その後はショッピングカートを設置するなど、徐々にWebサイトの利便性も強化。利用者も口コミ等で増え始め、開設から6 年経った頃には全国各地から問い合わせが届き始めたという。
「お客様は個人と法人が半々の割合です。いまでは、ネット経由での問い合わせがほとんどで、北海道から九州まで広く取引しています」
株式会社カマタックのWebサイト
インターネット上での存在感UPを目指しアドワーズを導入
しかしながら、問題がなかったわけではない。そのひとつが、Webサイト開設から年月が経つにつれ、検索結果の上位にサイトが表示される回数が減少し始めたことだ。当然ながらそれに伴いサイトへのアクセス数も減り始め、売り上げは伸び悩んだ。打開策として、一時、表示順位を上げるために有料のサービスを利用してみたものの、なかなか効果は上がらず…。鎌田氏が取り組んできたWeb戦略は高い壁にぶつかり、これには相当頭を抱えたという。
「私が技術的に詳しくないこともあるのですが、検索エンジンの表示順位を上げるといっても、何をやっているか中身がよく見えなかったことも不安を煽りました。Webサイト自体に問題があるのなら作り直すのですが、検索結果の順位が上下する原因もわからず、宙に浮いたような感じです。これではいけないと」
アドワーズの導入を考えたのは、こういった経緯があったから。個人でも簡単に利用でき、キーワードを精査して選び、適切な入札額で運用することで、検索結果に対応して表示される広告スペースにおいて広告表示をコントロールできると知ったのをきっかけに、利用を開始した。