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MarkeZine Day 2025 Retail

MarkeZine編集部が行く!ネットショップオーナー探訪

第1回 「お酒の大型専門店 河内屋」


実店舗とネットショップの差別化

編集部
河内屋さんは、実際店舗を多数構えていらっしゃっているわけですけれど、実際の店舗とネットショップとの差別化はどのように考えてやっているんですか?
曽根原
河内屋はお酒のエキスパートであり専門店。そういう期待を持ってお客様がご来店いただいているのに対し、誠意を持ってお答えするというのが河内屋の企業の使命としてあると思うんですね。うちは「元祖酒ディスカウント店」というお客さんの認知評価をいただいていますし、品揃えはもちろん価格でも満足していただけるようにしています。
編集部
なるほど。
曽根原
河内屋の実店舗とネット店どちらも価格と品揃えでは満足していただける様に努めたうえで実店舗は「いつもの酒屋さん」、ネットショップは何でも揃う「専門性と適正価格」を心がけています。特にネットショップでは対面販売でない分だけ更に河内屋に対してお客様が期待されているものに気をつけるようにしています。
編集部
専門性と価格なんですね。

どうしてクレジットカードは使えないの?

編集部
すごく驚いたんですけれど、河内屋さん、クレジットカードでの決済をされていませんよね?なんでなんですか?
曽根原
そうですね。理由としては、クレジットカードを利用していただくには最終的に商品にクレジットカード手数料の金額を上乗せしなくてはいけない。もともと先代社長のクレジット会社に払うそういった手数料があるなら全てお客様に還元しろというお客様第一主義と言うのもありクレジットカード決済は未対応だったんですね。もちろん「安さ」を売りにするという点でも必要だったと思います。
編集部
へえー、そうだったんですかー!
曽根原
ただ、今ではネットショッピングではクレジットカードが一般的な決済方法となり、何よりお客様の要望も多いので、今後クレジットカードを利用した決済も視野に入れております。ただ単にお客様に「クレジットカード使用可能となりました」としてもそれだけでは商品にクレジットカード手数料の金額を上乗せしなくてはいけなくなるのでその手数料をどうやったら消化できるのか。ビジネスですから単に河内屋負担というわけにもいきませんので、そのあたりを実現可能とするべくクレジットカードを使っても価格を変えないですむようなインフラ整備に現状取り組んでおります。
編集部
本当に、価格に関してのポテンシャルがすごく高いんですね。
曽根原
実際に、今回進めている物流アウトソーシングなんかは、省力化、効率化を中心に考えていますので、その点でこのクレジットカードフィーっていうのも消化できるのではないかっていうことを考えています。
編集部
どれくらいの人員で進めているんですか?
曽根原
現在は5人のチームで対応していますが最終的には運営自体常時1人体制で対応できるようにしたいと思っています。効率化と省力化は本当に一番の目標ですね。年内には整備したいです。まぁ、方向性の問題だとも思うんですけれどね。お客様へのサービス、サービスにも色々な形がありますけど、河内屋では「価格」でお客様にご満足いただけるということをサービスの一番にもってきてくることを考えていますね。

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ECショップの「Web2.0」化

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MarkeZine(マーケジン)
2006/08/01 19:06 https://markezine.jp/article/detail/86

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