ファイザーは、15歳以下の子供を持つ20代から40代の会社員男女600人を対象に、せきへの意識と感染対策の状況に関するインターネット調査を実施した。同僚がせきこみながらマスクをつけて出社してきた際に、「早く病院に行って治療してほしい」と思う人は全体の8割以上に達しており、マスクをしていても、半数以上の人が同僚のせきを気にしている。
しかし、自分がせきが続く状態で出社する場合、全体の4人に1人が職場でマスクを着用しないと答えており、その理由としては「装着感が不快だから」をあげている人が最も多くなっている。また、自分がマスクを着用していても、約7割の人が他人に病気をうつすことに不安を感じている。面倒さだけではなく、マスク着用の効果についての期待が低いことも「しなくていいか」と思う要因なのかもしれない。
一方、家庭ではマスクをしないと答えた人は51.7%で、職場でマスクを着用しない人の8割以上は自宅でもマスクを着用しないと回答している。職場でのマスク着用率が74.3%であるのに対し、家庭では48.3%と大きく低下していることから、調査レポートでは、健康な大人よりも免疫力が低い子どもの場合、大人から感染した際に重症化することもあるため注意が必要だとする医師のコメントを紹介して注意を呼びかけている。
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