アンケート
終了後には、必ずアンケートを取りましょう。また時間があれば、参加者にその場で感想を聞いてみることも重要です。勉強会の改善はユーザーのフィードバックからしか行えません。
アンケートは「その場で書いて貰う」あるいは「各自オンラインに接続するPCがあるのであれば、オンラインでその場で答えて貰う」事をオススメします。特に後者は集計も楽ですし、タイピングの方がより多くのフリーコメントを書いて貰える傾向にあるので、出来ればオンラインで回答をしてもらいましょう。私はGoogleDocsのアンケート機能を使っています。オンラインで簡単に答えることが出来、しかも結果を共有したり、グラフ化してくれるため大変便利です。
アンケートの作り方に関しては、いくつかTIPSがありますので、それらを紹介します。
- 5段階評価にはしない。4段階・6段階などにして、平均より良い・悪いを明確にしましょう。5段階で3という評価ほど参考にならない物はありません(以前勤務していたマイクロソフト株式会社では7段階評価を取り入れていた記憶があります)
- フリーコメントを重視。そのためには「いかに書きやすい質問をするか」がポイントです
- しっかりと書いて貰うために素直にお願いをしましょう。「勉強会が終わって疲れているかと思いますが、アンケートの結果を非常に重視しており、今までもその結果、様々なコンテンツの追加や見直しを行ってきました。ぜひご協力お願いします」と言ってしまいましょう
- 改善に活かせる質問をしましょう。自分が答える側に回ったら、どういう回答を書くかを考え、その内容だったら改善に活かせるか?を考えてみましょう
- 質問数は遠慮しなくて良いです。意味があることであれば全て聞きましょう
- 匿名にする意味もありません。必ず名前あるいは個人を特定出来る情報(社員番号など)を書いてもらいましょう。必要に応じてその人とコンタクトを取って、改善に活かしたり、協力をしてもらったりしましょう
- 特に主観的になりがちな事は聞かないようにしましょう。「あなたのアクセス解析レベルは?」とか「本日の講義内容は理解出来ましたか?」という質問は意味ありません。そういった内容を聞きたい場合は「本日説明した●●については理解出来ましたか?」とか「アクセス解析をつかって△△という分析をしたことはありますか?」という質問の仕方をしてみましょう
勉強会の説明は以上になります。アクセス解析にかかわらず勉強会を行う際の参考になれば幸いです。
さて、次回は「アクセス解析の運用」を紹介いたします。アクセス解析に運用なんてあるの? と思う方もいるかもしれませんが、利用人数が多い場合、アクセス解析を統括する人あるいはグループが必要になってきます。その際に行わないといけない運用について、次回は紹介いたします。次回もお楽しみに!
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