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「他のプレイヤーにアイテムを売ってお金をもらったら法律違反ですか?」オンラインゲームの「はてな?」その1

プレイする前にゲームの利用規約を確認

 ネットワークゲームの運営会社は、以下の規定を設けて、リアルマネートレードを禁止しています。

  • 不正使用を目的としたユーティリティ等の開発、配布および使用
  • 自己の所有するIDを貸与、譲渡、名義変更、売買、質入、または第三者に利用を許可すること
  • 自己が所有するものではないIDを利用してネットワークゲームを使用すること
  • ネットワークゲーム内で獲得したアイテム、金銭等の売買その他の有償取引を行うこと
  • ネットワークゲームの運営を妨げる行為またはそのおそれのある行為
  • ネットワークゲームの意図する目的ではない目的でのネットワークゲームの使用

 この利用規約は、運営会社とユーザーとの間で締結されるネットワークゲーム利用に関する契約の内容を構成しています。したがって、リアルマネートレードを禁止する利用規約のあるネットワークゲームにおいて、リアルマネートレードを行ったり、BOTなどを利用して不正にアイテムを獲得したユーザーは、ネットワークゲーム利用に関して運営会社と締結した契約に違反することになります。

 本件では、まずあなたが利用しているオンラインのロールプレイングゲームの利用規約を確認し、リアルマネートレードが禁止されている場合は、他のユーザーからの誘いに応じてリアルマネートレードを行うことは、利用規約に違反することになりますので慎みましょう。

本稿中、意見にわたる部分は、筆者個人の見解を示すにとどまり、筆者の所属する法律事務所の意見を表明するものではありません。また、具体的事案により本稿中とは異なる結果が生じる場合があります。

Q. 海外のオンラインカジノに参加してプレーすることは違法でしょうか?

 この答えはこちら(オンラインゲームの「はてな?」その2)

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この記事の著者

笹倉 興基(ササクラ コウキ)

弁護士(東京弁護士会所属)。1995年早稲田大学法学部卒業。1999年弁護士登録。黒田法律事務所において、特許権、商標権及び著作権といった知的財産権に関する案件、ベンチャー企業の支援を担当している。また、M&A・事業再生・リストラクチャリングや民事再生などにも注力しており、ビジネス法務の分野において第一線で活躍中。ネットビジネスに関連する法律に精通している。
www.kuroda-law.gr.jp

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/05/07 08:00 https://markezine.jp/article/detail/1070

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