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第106号(2024年10月号)
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“行動ターゲティングメール”で
EメールマーケティングのROIを向上

 広告業界ではすでに定着した観のある“行動ターゲティング”の手法を応用した 、“行動ターゲティングメール”をご存知でしょうか?   顧客のWEB閲覧履歴を基にメールの配信ターゲットや配信コンテンツを最適化し、メールマーケティングの効果を大きく伸ばす配信手法です。   本連載では、“行動ターゲティングメール”の基本的な考え方やその効果について、事例を交えつつご紹介したいと思います。

事例①「MarkeZineプロモーションメール」:
関連コンテンツ閲覧者へのメール配信

  「行動ターゲティングメール」とは、顧客のWEBサイトアクセス状況を解析し、ページ閲覧やフォーム入力といった「WEB上の行動履歴」を基に、Eメールのターゲティングやコンテンツの最適化を行う手法です。米国では数年前から導入事例が紹介されていましたが、最近国内でも本格的に導入されるようになりました。

  まずは「MarkeZine」と弊社共同で実施した、プロモーションメールのケースをご紹介します。

【MarkeZineプロモーションメールの事例】

【実施概要】
「MarkeZine」内にA社の広告サービスに関する記事広告を掲載。
「MarkeZine」登録会員に対して、A社のプロモーションメールを送信。
アクセス解析ツールで取得したWEB閲覧履歴により、下記3セグメントに同じメールを配信しその反応を比較する。セグメンテーションは以下の通り

セグメント① 1ヶ月以内にA 社の記事広告を閲覧した会員
セグメント② 1ヶ月以内にA 社の記事広告と同じジャンルに属するページを閲覧した会員
セグメント③ 上記以外の会員

実施概要

  このケースでは、「A社の記事広告を閲覧」したセグメント①と、「同ジャンルのコンテンツを閲覧」したセグメント②が、“行動ターゲティングメール”にあたります。
  クリック率を比較すると、行動ターゲティングを行っていないセグメント③に対して、セグメント①が約6.6倍、セグメント②が、約2.7倍と、大きな差が出る結果となりました。
  やはり訴求内容に関連するコンテンツの閲覧者は明らかにそのテーマに関心が高く、メールの反応が高まることがわかります。

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この記事の著者

近藤 大介(コンドウ ダイスケ)

IT系の雑誌編集・ライターを経て2006年に株式会社ディレクタス入社。ディレクターとしてEメールマーケティングを軸にしたWebマーケティングの企画・コンサルティング業務に従事する。現在は同社で行動ターゲティングメールの企画を担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/07/12 10:00 https://markezine.jp/article/detail/10756

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