「読者タイム」を把握する
モバイルでは、メール着信後すぐに見てもらえるというメリットがあります。ですのでモバイルメルマガの発行時間は、読者が比較的に開封しやすい時間帯、「読者タイム」に配信すべきです。開封しやすい時間帯はユーザが社会人ならば、通勤時間やお昼休み、アフターファイブなどがよいでしょう。比較的に夜間に携帯を利用している方も多いのですが、発行システムやキャリアの都合により遅延し夜中に配信されてしまう可能性もありますし、寝ている時に届く携帯のメールほど迷惑なものはありません。できるだけ20時頃までには配信を完了しましょう。
また、商材にあわせて配信時間を考えるのもポイントです。例えばランチのクーポンをお届けするのであれば、午前11時ごろに配信するとお昼休みにお店にきてくださる可能性がグンと上がります。また食品をお取り扱いのネットショップさんだと夕食準備のちょっと前の時間に(16時頃~)レシピなどを添えて配信すると読者の購買意欲がわきます。このようにお取り扱いの商材とその商材を利用する時間を考えて、その時間のちょっと前に配信してみましょう。もし、読者の必要時間帯が不明な場合は、時間をずらして配信し、あなたのサイトの「読者タイム」を探しましょう。
「読者タイム」が明確になったら毎週同じ曜日の同じ時間にメルマガを送るようにします。するとその時間に携帯メールを着信したら読者は、「あっ、あのお店からのメルマガだ!」とメールを見なくてもわかるようになります。特にメルマガ内でお得なクーポンやお買い得情報を記載している場合は、覚えてもらうために習慣化が重要なポイントになるのです。
小技を使い読みやすく
それでは文章作成で小技を紹介します。ポイントは「改行」と「目をひくマーク」です。まず「改行」についてですが、これはモバイルだけでなくPCのメルマガにおいてもメールを読みやすくするための重要なポイントです。
ただ機種や個人の文字サイズの設定によって横文字数が違いますが、モバイルでの横の文字数の目安としては10文字程度と考えてください。必ずしも10文字ごとに改行する必要はありませんが、一文が長くなりすぎると読みづらくなってしまいますので注意しましょう。ちなみにメルマガ全体の文字数ですが、「モバイルは少ない文字数で発行しなければならない」と考えてしまう方がいるようですが、携帯キャリアによる受信文字数制限は気にしなくても大丈夫です。きちんと送れると思います。
次に「目をひくポイント」です。下図のように、■や▼などを上手につかい目立つ構成を考えてみるのもよいと思います。モバイルユーザは、日頃絵文字や雛型を利用したデコレーションメールなどに慣れているため、ただ文章を連ねただけのメールよりもなじみが深くインパクトも強くなります。工夫次第でイラスト風に仕上げたりすることが可能です。
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またモバイルでは、PCと違いURL記載での直前の改行をしなくてもクリック可能なため、URLを文中に組み込むことができますが、その場合も目印として▼などを挿入してみてはいかがでしょうか。
また小技として、メルマガ内に掲載するURLを短くすることも有効です。モバイルメルマガに記載するURLが長い場合、読みづらいだけでなく、文章の流れを止めてしまう可能性も高く、そのままの掲載はあまりオススメできません。特に検索結果や地図などへ誘導したい場合には、長いURLを短くするツールを利用するとよいでしょう。無料で利用できる長いURLを短く変換するサービス提供サイトを紹介しておきます。