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売上を倍増させる最新メルマガ作成塾

メルマガの女王の「10分で理解する“モバイルメルマガ”事情」

若い世代が使ってるからギャル語をマスターすべき?

 携帯電話のユーザーは、若い子ばかりだから「ギャル語やギャル文字」を使わなければいけないと勘違いしていませんか?「モバイルは若い世代が使っているからギャル語をマスターしなければ…」と思っているショップオーナーもいるようです。下の左画面はギャル語で作成されたメルマガです。読めない方は右画面の翻訳を参考にしてください。

モバイルメインユーザーの表現。もはや読解不可能
左画面の翻訳

 携帯ユーザは以前は若者が中心でしたが、今や主婦やお父さんはもちろん、高齢者の方まで幅広い世代で使用されています。ましてや執筆者が「ギャル語」や「ギャル文字」のユーザでない限り、それらの進化にはついていけず不自然なものになってしまいます。無理をして若い表現をするのではなく、「伝えたいこと」「売りたいもの」のターゲットを考えた言葉使いをし、自然体で執筆しましょう。もし執筆者であるあなたが「オジサン」だった場合…ギャル語は、「キモイ」と思われること間違いありません(笑)

モバイルメルマガの読者を増やすために

 メルマガ作成のポイントはだいたいつかめたと思います。ただしいくらメルマガのスキルを磨いても送る相手がいなければ意味がありません。では「どうやってモバイルのメールアドレスを集めればいいのか」、最後にこの疑問にお答えします。基本的にはモバイル独自のプレゼント企画やキャンペーンを開催してメルマガを購読していただくのがよく利用される方法です。ざっと紹介していきましょう。

  • プレゼント企画で増やす
    各懸賞サイトのモバイル部門への投稿をはじめとして同じプレゼント企画をPC向けでも行っている場合は、PCのWebページ内にQRコードを記載してモバイルからの応募も誘導するとよいでしょう。その際、「モバイルからも応募していただくと当選確率が2倍に!」といった一言を添えると応募されやすくなります。ただし「ご応募いただいた皆様にお店からのお知らせが届きます」と表示するなどメルマガ購読の許諾を取ることを忘れないようにしてください。

  • モバイル利用者への特典をつける
    タイムセールやクーポンの発行などモバイルメルマガ読者限定に企画を開催します。モバイルメルマガを購読することによりお得な情報がタイムリーに届くことをPC用のWEBページや印刷物などでアピールします。PCでのメルマガを購読している人は、モバイルでも抵抗なくメルマガを購読する傾向があるようです。PC用のメルマガで特典のモバイルのURLを載せたりHTML版メルマガにQRコードを載せて誘導しましょう。

  • 広告を利用する
    予算的に高額になりますが、モバイルサイトの広告を利用してメルマガ読者を募る方法もあります。SNS(ソーシャルネットワークシステム)など人気の高いサイトが独自に広告を募集していることもありますし、広告代理店を経由して利用することも可能です。

  • 相互リンクを利用する
    比較的近いコンセプトやターゲットを持っているサイトと相互的に紹介しあう方法です。ただしこの場合は、モバイルアドレスの保有数や顧客数などの調整が必要です。お互いにルールを作り協力し合える方法を見つけましょう。

 このようにして、モバイルだけでメールアドレスを集めるのではなく、PCの企画と連動させたり、紙媒体にQRコードを組み込んで印刷したりする方法が、現時点ではモバイルアドレスの収集に最も適していると考えられます。各キャリアのサービス向上やSNSの活性化にともないモバイルの利用率は、今以上に上がってくると考えられます。もはや携帯は、必要な情報を得るメディアの一つとなっています。携帯サイトを充実させると同時に、そのページに誘導し、情報を伝えるためのメルマガも大いに活用していただければと思います。

 それでは今回はここまでにしておきましょう。次回は、モバイル・PCに限らずメルマガを執筆する上で必要なマナーやタブーなどをはじめ基本的なことがらについてお話させていただきます。お楽しみに!

モバイルメルマガも、PCでのメルマガ同様、事前に購読の許諾を得た利用者のみに配信するようにします。どこの誰から来たメールなのか配信元を必ず明確にすること、また配信解除のURLも必須です。発行元に対して不信感を持たないよう必要事項は、必ず記載しましょう。また特定の人や会社の誹謗中傷を控えるなど社会のマナーを遵守しましょう。

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この記事の著者

白澤 明子(シラサワアキコ)

株式会社ムーサジャパン代表。売り上げアップ支援隊隊長。メールマガジン執筆代行をはじめ、最大時には、1週間に18通ものメルマガを書き、メルマガの女王との異名を持つ。多くの執筆、シ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/05/11 08:00 https://markezine.jp/article/detail/1144

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