デスクワンは7月から9月にかけて、Yahoo! JAPANのトップページに掲載されたトピックスの記事3325件を分析。掲載された記事の広告換算値を、サイトの「広告料金」やYahoo! JAPANが発表している「アクセスランキング」などをもとに計算した。ランキングは記事の内容ごとに以下の3つに区分されている(「プラス」:イメージや認知度を高めるような記事、「ニュートラル」:自己責任のない事件・事故や事業縮小などの記事、「マイナス」:加害者として扱われる事件・事故、企業の倒産、商品リコールなどの記事)。
企業部門の「プラス」ランキングで1位となったツイッターは、ツイッター社としての記事ではなく、すべて情報発信ツールとしてのサービス名での掲載で、広告換算値は3億1100万円、掲載件数も66件と最多となった。「プラス」ランキングでは、キリンビールやパナソニックが冠イベント(キリンチャレンジカップ)や所属選手(石川遼)など、スポーツの話題で上位に入っている。
「ニュートラル」ランキング5位の六厘舎、「マイナス」10位の小学館のニュースは、アクセス数の多さでトップ10入り。六厘舎は「つけめん『六厘舎』本店、行列に苦情で閉店へ」がアクセスランキング1位、小学館は「遺伝子組換えで『美味しんぼ』に訂正要求 食品安全の啓発団体とバトル」が閲覧数2位となり、順位を押し上げた。Yahoo!のトップページは、食の話題へのアクセス数が非常に多く、高い関心を集める傾向があるようだ。
また、省庁部門の「プラス」ランキングでは、気象庁が異常気象の影響で、換算値が9億円を突破し首位となった。大学部門では、東京大学、京都大学が「プラス」ランキングで1位、2位を占めた。東大は研究成果の報道が多く、換算値が1億円を超え、京大は山中伸弥教授のiPS細胞の話題が目立った。
【関連記事】
・チリのツイッター登録率、大地震後に500%増
・ツイッターの新インターフェイス、全ユーザー1億6000万人が利用可能に
・「Yahoo!モバゲー」正式版グランドオープン