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具体例で理解する検索連動型広告再入門

検索連動型広告の運用を代理店に依頼する前に知っておきたいメリット・デメリット

 「検索連動型広告は自社で運用した方がいいのか?」「それとも、代理店に運用を代行してもらった方がいいのか?」コスト・人員などのリソースの面から自社内での運用が難しい場合、検索連動型広告を代理店に運用してもらうという選択肢があります。しかし、これにはメリットもあれば、デメリットもあります。検索連動型広告を利用するうえで知っておきたい知識や考え方を、重要なポイントに絞って解説していくこの連載。最終回となる今回は、代理店運用のメリット・デメリットや運用をお願いする際のポイントを紹介していきます。(バックナンバーはこちら)

代理店運用と自社運用の違い

 Googleオープンビジネスパートナーが始まったのを皮切りに、検索連動型広告の運用を代理店に依頼するという動きが活発化しています。しかし、代理店に任せた方がよいのか? それとも、自社で運用した方がよいのか? それぞれにメリットがあり、デメリットもあります。どちらがよいと一概に言うのは難しいのが現状です。

 そこで今回は、運用方針の参考になるよう、それぞれのメリットとデメリットを書き出してみました。

代理店に運用を任せるメリット

 代理店に運用を任せるメリットは、大きく分けて次の3つあります。

代理店に運用を任せるメリット
  1. 細かい運用の手間を大幅に省ける
  2. 代理店がもつノウハウを利用できる
  3. その他の広告や戦略などについても相談できる場合がある

細かい運用の手間を大幅に省ける・代理店がもつノウハウを利用できる

 検索連動型広告の運用には専門的な知識が必要であり、それらを学ぶには多くの時間とコストが掛かります。代理店に運用を任せることで、それらを大幅に短縮することができ、施策の開始直後から大きな成果をあげる事ができるのが第一のメリットです。また、日々の運用に掛かる手間、つまり自社内の人的コストを削減しながら効果をあげることが可能になります。そういった意味では、”餅は餅屋”という考えに従って、代理店に一元管理してもらうのは非常に有効な手段です。

 さらに、新しい機能の追加やロジックの変更などが活発な検索連動型広告を有効活用するには、最新情報の収集が欠かせません。代理店には多くの情報が入りやすいので、いち早く新しい施策を取り入れることができるのもメリットの1つです。

その他の広告や戦略などについても相談できる場合がある

 検索連動型広告に限らず、さまざまな広告を取り扱う代理店であれば、その他の広告についても相談できる場合があります。

 検索連動型広告の費用対効果は他の広告と比べても良い場合が多いですが、それだけに依存してしまっては、ビジネスの最大化に“足枷”をしてしまっているようなものです。さまざまな取り組みと併せて検索連動型広告を利用することで、より大きなパイを狙っていく事は非常に重要です。そのために、さまざまな広告を取り扱っていて、なおかつ多くの事例を持っている代理店を利用することは大きなメリットになります。

 また、検索連動型広告専門の代理店と総合代理店では、検索連動型広告に対する取り組み方が異なる場合があります。例えば、検索連動型広告のさまざまな機能を惜しみなく利用して、より詳細な分析などを行い、獲得単価や獲得数を最適化するのが専門の代理店に頼むメリットと言えるでしょう。そのため、「検索連動型広告での費用対効果をより改善したい」という場合には、専門の代理店にお願いすることをお薦めします。

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この記事の著者

阿部 圭司(アベ ケイジ)

アナグラム株式会社 代表取締役/フィードフォースグループ株式会社 取締役。大手アパレルメーカーを経て運用型広告の世界へ。リスティング広告やFacebook広告を筆頭とする運用型広告の領域が得意なマーケティング支援会社アナグラムを創業。その後、フィードフォースグループにグループジョイン後、現役職。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/12/06 11:00 https://markezine.jp/article/detail/12498

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