Webマーケティングを手がける株式会社パワー・インタラクティブは、「企業内でのアクセスログ解析ツールの利用実態に関する調査」を実施し、6月7日に調査結果を発表した。この調査は、株式会社マクロミルのインターネットリサーチ登録モニターを利用。2006年12月23日~24日の期間に勤務先でWebサイトを開設しており、Webサイトの業務に携わっている人を対象に実施。500人(うち254人は、アクセスログ解析ツールを現在使用)から有効回答を得た。
調査の結果、アクセスログ解析ツールは、無料ツールが55%、有料ツールは約19%ということがわかった。無料ツールが有料ツールに比べて約3倍近く導入されている。有料ツール利用者は、サイトの規模(月間PV数)、勤先の規模(従業員数)、ネット広告費などに比例して多くなる傾向があった。一方、無料ツール利用者は月間PV数が5万PV未満の小規模サイトの企業にて多くなる傾向だった。
また現在利用中のアクセス解析ツールの導入のきっかけを聞いたところ、「リニューアルを機に導入した」との回答が約44%と最も多く、次いで「無料だったので」(約28%)、「ニーズに対応するため」(約24%)、「ネット広告の効果測定をするため」(約23%)との回答が続いた。また、サイト運営にあたってツール導入は重要だと考える人ほど、「ニーズに対応するため」「成果を出すためのボトルネックを把握するため」などの成果に直結する理由をあげる回答が多い傾向にあった。
さらにアクセスログ解析ツールをどのように利用しているかを尋ねたところ、「画面で数値を確認」が78%と最も多く、次いで「分析結果を上司・他部署などに報告」が49%、「分析結果を使って、Webサイトの改善をおこなっている」が47%とどちらも半数近くとなり、ログデータを積極的に活用しようという傾向が読み取れた。
プレスリリース:「~企業内でのアクセスログ解析ツールの利用実態に関する調査~」