ネットエイジアは2月中旬に、「携帯小説」についての調査を行い、全国の15~39歳の男女1083名の携帯電話ユーザーの回答を集計した。携帯電話で携帯小説を読んだことがある人は全体の37.7%で、女性では45.2%に達している。また、若い世代で高い傾向が見られ、15~19歳のグループでは55.1%が、20~24歳のグループでは58.5%となっている。
携帯電話で携帯小説を読んでいる131人に「最も利用しているサイト」を聞いたところ、1位は「モバゲータウン」で、以下「魔法のiらんど」「フォレストノベル」「E☆エブリスタ」が続いた。男性では「モバゲータウン」、女性では「魔法のiらんど」が1位となっている。
一方、携帯小説を読んでいたが、今は読んでいないと答えた277人にその理由をたずねたところ、「飽きた」が34.7%で1位。以下「モバゲーやグリーなど、SNSやゲームで遊ぶ時間が増えた」「携帯電話をイジる時間自体が減った」「勉強や部活動などが忙しくなった」「目新しさ、新鮮さがなくなった」が続いた。
書籍化された携帯小説を本で購入したことがある人は、回答者全体の14.0%。年齢別では、20~24歳のグループで22.2%、15~19歳のグループでは35.5%が購入している。また、携帯小説が原作の映画を映画館で見たことがある人は17.9%、携帯小説が原作のテレビドラマを見たことがある人は、41.2%となった。
【関連記事】
・角川グループ、携帯小説の魔法のiらんどを子会社化
・NHKがケータイ小説をドラマ化
・アマゾンがオンデマンド印刷サービス開始