旅行クチコミサイト「フォートラベル」では、5月に東日本大震災が今後の旅行計画に与える影響についてアンケートを実施し、利用者1731名から回答を得た。今後の旅行計画に「影響がない」と答えた人は全体の61.4%。一方、震災が今後の旅行計画に影響があるとした人の中で「行き先選びに変化が出る」という回答は77.3%となり、「旅行予算」「旅行回数」を減らすという回答もあった。
被災地となった東北地方への旅行については、「積極的に行きたい」(27.4%)が「気が進まない。避けたい」(17.2%)を上回った。旅行に行く実施条件としては「原子力発電所の安全が確保されたら」(29.3%)が、「余震の可能性が低くなったら」(26.6%)よりも多くなっている。この傾向は、特に小学生以下の子どもがいる人に顕著に現れている。
また、「ある程度復興したら」を旅の条件に挙げる声も多く、現状では「復興活動の邪魔になりそう」「不謹慎では?」「交通機関がどこまで整っているのか不安」「避難されている方がいる地域に行きづらい」といった声が多くなっている。
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