日経リサーチは2007年5月に行った「携帯電話の動画コンテンツ利用」を調査発表(5,324人有効回答)を7月2日に行った。その結果、携帯電話の動画コンテンツ利用は、年代を問わず音楽(着ムービーを含む)が一番ダウンロードされていることがわかった。また、携帯電話の動画コンテンツ利用を年代別に比較したところ、動画コンテンツは若年層がメインユーザーであることがわかった。
アンケートによると、携帯電話ユーザーのうち、携帯動画コンテンツを「視聴・ダウンロードすることがある」と回答したのは12.1%だった。世代別に携帯動画コンテンツ利用率を見ると、10-20代が21.3%と最も多く、逆に、利用者の40代は7.9%、50-60代では4.4%と極端に低い。携帯電話の動画コンテンツ利用は若年層がコアユーザーであることがわかる。
またユーザーが利用しているジャンルを見ると、「音楽(着ムービーを含む)」を利用する割合が60.7%と、突出して高い。次いで「ニュース・報道(スポーツニュースを除く)」(20.4%)、そして「趣味・エンターテイメント」(13.6%)が続く。年代ごとに見ると、トップの「音楽(着ムービーを含む)」は40代以下では6割以上が利用しているが、50-60代では29.5%と他の世代に比べて半数以下の利用だった。
2位の「ニュース・報道(スポーツニュースを除く)」は、各年代とも音楽に次いで高いが、特に50-60代が29.5%と「音楽(着ムービーを含む)」と同じ割合で、他の世代よりもやや高め。また、シニア世代は交通案内の利用も高めだった。
プレスリリース:日経リサーチ、「携帯電話の動画コンテンツ利用」調査結果を発表