コムスコア・ジャパンは、世界の主要な小売/オークションサイトに関するレポートを発表した。アマゾン(各国版サイトの合計)が世界最大のオーディエンス数を獲得し、6月に世界のインターネット人口の20.4%に相当する2億8200万人以上の訪問者数を記録した。
その他の上位ブランドには、世界のインターネット訪問者の16.2%を獲得したeベイ、中国のアリババ(11.3%)、Apple(Apple.com/世界各国版サイトの合計)(9.7%)、日本の楽天 (4.2%)が名を連ねた。
このうち、アマゾンとAppleは、その他のブランドと比較して、オーディエンスが分散している点が特徴。一方、アリババと楽天は、そのトラフィックの大部分をアジア太平洋地域から集め、それぞれのアジア太平洋地域シェアは85.7%と72.7%。
メルカドリブレは上位10サイトの中で単一地域からの訪問者の集中が最も強く、そのオーディエンスの93.3%を中南米から集め、中南米でトップの小売サイトとなった。ドイツの小売サイトであるオットーグループも、欧州がそのオーディエンスの92.3%を占めている。また、ウォルマートの訪問者が83.4%と北米に最も集中している一方で、HPの北米からのオーディエンスは45.1%となった。
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