オーバーチュアは、新スポンサードサーチの広告管理画面の機能のAPIである「Enterprise Web Service(以下、EWS)」を、8月下旬から提供すると発表した。同時に、EWSの提供を含むパートナー向けプログラム「テクノロジーソリューションパートナープログラム」も開始する。
EWSを使うことで、ユーザーアプリケーションから、新スポンサーサーチで提供される機能をダイレクトに利用でき、ユーザーごとにカスタマイズも可能となる。例えば広告の管理/運用を行う際、今までは、オーバーチュアのプラットフォーム(管理画面)にアクセスしていたが、EWSを利用することで、管理画面を経由しないで、レポートなどを把握できる。また、カスタマイズにより時間帯配信やレポート取得の自動化も可能となるようだ。
同時期に開始する「テクノロジーソリューションパートナープログラム」は、このEWSの利用をサポートするためのAPIパートナープログラム。現時点では、ベーシック(無償)、アドバンスド(有償)、エリート(有償)という3段階のプログラム構成になる。オーバーチュアでは、まず、推奨認定広告代理店/SEMサービスプロバイダーに対して、プログラムへの参加を呼びかけるようだ。
今後の事業全体の展開としては「今後も、プラットフォームの進化に伴い、AISASを越えるマーケティングプロセスの革新、業務プロセスへの適応を進めていく」(オーバーチュア株式会社 山中氏)と語り、SEM、SEOの最適化だけではなく、マーケティングプロセス全体の支援をしていく方向性を目指す。