インタレストグラフやソーシャルグラフを生かしたスクリーニング
ソーシャルメディアを積極的に活用している人は、ソーシャルメディア上にその人の趣味・嗜好が反映されていきます。Facebookであれば、どのFacebookページに「いいね!」を押しているか、Twitterであればどのようなアカウントをフォローしているか、どのような単語を多く発言しているかなども解析できます。
それをマッチングに活用することもできるのではないでしょうか。例えば、面白法人カヤックが行った『ソーシャルグラフ採用キャンペーン「面白法人カヤックとの距離診断」』などでは、Facebookにログインして診断を行い、距離が1m以内であれば、一次書類審査がパスになりました。判断基準やアルゴリズムは不明ですが、社員との共通点や、カヤックの出しているサービスの利用度などで距離を診断していると推測できます。
これは何も新しいことではなく、適正検査(SPI検査)で行われていた、優秀な社員のコンピテンシーと近い学生を選ぶ行為の趣味・嗜好バージョンだと考えればよいでしょう。
今後も、このような新しい絞り込みの軸が出てくることは容易に想像できます。忘れてはいけないのは、「他社がやっているからやる」のではなく、自社の採用戦略に基づいて行っていくことなのではないでしょうか。
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