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ソーシャルリクルーティング最前線

より強くつながる「内定者フォロー」が可能に
ソーシャルリクルーティングで帰属・仲間意識を醸成する


 日本企業の600社以上が導入している、ソーシャルリクルーティングについて、6回にわたりお届けします。第5回は内定者フォローについてです。

人事・採用担当者必見! ソーシャルメディアを活用した内定者フォロー

"Facebookはメディアだから、広告でしか活用できない”
このように考える採用担当者の方は多くいます。

 しかし、前回の記事のように、スクリーニング手段の1つとして活用することで、選考ステップでも十分に効果を発揮する可能性はあります。今回は、「選考後の内定者フォロー」における、ソーシャルメディアの活用方法について説明したいと思います。

 “内定を出すこと”はゴールではありません。昨今、就職活動をして内定を獲得したものの、起業やスタートアップに参加し、内定を辞退する学生も増えてきました。他社からヘッドハンティングされる学生すらいます。優秀な学生は、常に自分のステップアップやチャンスを探しています。だからこそ、企業も選ばれ続ける工夫をしなければいけません。

 内定辞退を防止するためには、2つの方法があります。1つ目は帰属意識を持たせること、2つ目は仲間意識を持たせることです。

ソーシャルメディアを活用した内定者フォロー方法[1]
内定者と会社とのコミュニケーションを継続し、帰属意識を醸成する

 内定者とは、学生でもあり、内定先の企業の一員でもある、とても曖昧な存在です。人事・採用担当者は、研修や、内定者プロジェクト、社内限定のイントラネットやSNSへの参加資格を与えることで、会社側が仲間だと思っていることを伝えていきます。内定者は、会社の一員として振る舞うことにより、自然と帰属意識が芽生えていきます。

 ソーシャルメディアの活用例としては、たとえば、Facebookのプロフィール欄に、勤務先として企業名を入れることを推奨する企業があります。ほかにも、翌年度の採用Facebookページに、内定者としてコメントすることを推奨したり、内定者自らが就活イベント等を開催し、積極的に活動している様子もよく見受けられます。

 もちろん、以前からもこのような動きはあったと思いますが、Facebookを始めとするソーシャルメディアによってつながりが可視化され、さらに実名制であることから、信頼性が高まったのではないでしょうか。

 就活生も、採用HPにある「内定者の声」よりも、ソーシャルメディアでの「内定者のコメント」の方に信憑性が高いと感じるようです。採用HPの裏にはサーバーしかありませんが、ソーシャルメディアの裏には「人がいる」ことを、就活生も理解してきているのではないでしょうか。(次ページへ続く)

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この記事の著者

春日 博文(カスガ ヒロフミ)

株式会社ソーシャルリクルーティング代表取締役CEO。
埼玉県出身。1988年2月22日生まれ。学習院大学経済学部卒業と同時に起業。在学中は学生向けビジネスコンテストの開催や講演会のスピーカーを担当。就職活動で6つの企業から内定をもらったにも関わらず、全て辞退する。 ソーシャルメディアが全分野に対して新しい世界を創ることを確信...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/09/12 14:30 https://markezine.jp/article/detail/14991

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