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ソーシャルリクルーティング最前線

速報!2013年度ソーシャルリクルーティング先進企業7社の事例を紹介
“たくさん集めてたくさん落とす”採用からの脱却を目指して


 日本企業の600社以上が導入している、ソーシャルリクルーティングについて、6回にわたりお届けします。最終回は2013年度新卒採用活動において、注目すべき施策を実施している企業7社の事例を紹介します。

速報!2013年度新卒採用のソーシャルリクルーティング、イケてる企業はどこだ?

 昨年12月から、2013年度新卒採用活動が活発になりました。筆者が確認しているだけでも、採用活動にFacebookを用いる企業が1,000社を超えており、ソーシャルリクルーティングの認知が高まっていることを実感しています。

 昨年度のソーシャルリクルーティングは、各社、試行錯誤をしていた段階だったと思います。しかしながら今後、国籍、年齢、時期を問わない柔軟な採用活動に取り組むのに、役立つノウハウが蓄積されたのではないでしょうか。

 最終回となる今回は、2013年度採用において特徴があり、学生からみても魅力的な活用企業を紹介したいと思います。

ソーシャルリクルーティングはこの7社に学べ!Facebookページセレクション

日本生命:日本企業における、採用Facebookページの先駆者

 日本生命は採用Facebookページの開設が早く、2011年6月1日から運用を始めていました。日本経団連の倫理憲章により、2012年度新卒採用は、会社説明会など採用に関する広報活動の開始が12月1日以降となりました。そこで日本生命は、内定者による就活相談会や交流会、社内見学会を実施し、Facebookページで告知等をしていたのです。就活生の声に柔軟に対応し、新しい試みを続けた企業だといえます。

フューチャーアーキテクト:これぞソーシャルリクルーティング

 フューチャーアーキテクトは、新しいリクルーティングスタイルを”Future’s Recruiting Style”として宣言しています。具体的には、以下の3つです。

  1. 採用フローにソーシャルメディアを活用する
  2. ソーシャルリクルーター制度
  3. skypeやUSTREAMを活用して地方、海外学生の負担を減らす

 採用全体にソーシャルメディアを活用しているといえるでしょう。

ニトリ:日本一の人気採用Facebookページ

 企業の採用Facebookページで、10,000「いいね!」を超えているのは日本でニトリだけです。1つの投稿に対し、数百「いいね!」がつくほど多くのファンがついています。イベントやナビサイトとの連動はもちろん、「Potential Karte」という自己分析アプリが組み込まれていたり、USTREAMで企業紹介を説明するなど、多様なメディアをうまく活用しているのも特徴です。

マクロミル:コミュニケーション性が高いソーシャル活用

 早期にFacebookページを立ち上げ、長期的にファンの信頼を獲得しているのがマクロミルです。「ソーシャルリクルーターランキング」を設置し、「いいね!」数を競う社員投票も実施しています。コミュニケーション性の高いソーシャルリクルーティングを実施している企業だといえるでしょう。ちなみに、Google+にも採用ページがあります。(次ページへ続く)

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この記事の著者

春日 博文(カスガ ヒロフミ)

株式会社ソーシャルリクルーティング代表取締役CEO。
埼玉県出身。1988年2月22日生まれ。学習院大学経済学部卒業と同時に起業。在学中は学生向けビジネスコンテストの開催や講演会のスピーカーを担当。就職活動で6つの企業から内定をもらったにも関わらず、全て辞退する。 ソーシャルメディアが全分野に対して新しい世界を創ることを確信...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/09/12 14:29 https://markezine.jp/article/detail/15133

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