目的
本調査は、携帯電話のGPS機能を利用した位置情報サービスであるロケーション・ベースド・サービスのユーザー利用現状の把握を目的として、GPS機能の利用状況・利用意向を探る「GPS機能の利用動向調査」と、GPS機能を利用したチェックイン機能の利用現状を探る、ソーシャルメディア利用者を対象とした「チェックイン機能の利用動向調査」の2つの視点から構成されています。
調査結果概要
「チェックイン機能の利用動向調査」からは、チェックイン機能は来店促進、興味喚起に効果が認められることがわかりました。友人・知人のチェックインを見ることでチェックインされた場所への興味が醸成され、高い確率で訪問が促され、更に訪問したことを友人・知人に伝えるために新たに現地でチェックインされる様子が伺えます。このようにチェックイン機能を皮切りにポジティブなバイラル効果が得られると推察されます。
調査のトピック
- スマートフォンユーザーは非スマートフォンユーザーに比べGPS利用率が高い
- スマートフォンユーザーの約4割が不安を感じながらGPS機能を利用
- スマートフォンユーザーの「GPS機能を利用したサービス」活用度は高い
- チェックイン機能利用者の半数は1日1回以上利用
- チェックイン機能を利用する最初のきっかけは「友人・知人」
- 友人のチェックインを見ることで、チェックイン対象に興味を持つ
- 友人のチェックインを機に、約7割のユーザーがチェックイン場所を訪問
調査概要/「GPS機能の利用動向調査」
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査地域:全国
- 調査対象:20~49歳の男女 ※調査会社が保有する調査パネル
- 有効回答数:299サンプル
- 調査日時:2011年11月24日~11月25日
- 対象者条件:スマートフォンまたは携帯電話(スマートフォン除く)を所有
- 割付条件:「平成23年10月総務省全国男女別推計人口」を元に性年代で割付を行った