友人のチェックインを見ることで、チェックイン対象に興味を持つ
Facebook、mixi、Foursquare利用者に、各ソーシャルメディア上で友人がチェックインしているのを見た後の行動や感情について尋ねたところ、半数以上のユーザーが「いいね!」ボタン・シェアボタンを押していることがわかりました。
友人がチェックインした場所毎に見てみると、飲食店では「店舗・場所が気になった」(32.8%)、駅・空港では「友人の行動を知れてよかった」(32.3%・28.6%)、テーマパークでは「チェックインされた場所に行きたくなった」(26.0%)といった項目に回答が集まりました。
このことから、友人のチェックインを閲覧することで、「いいね!」ボタンなどを押す拡散行動と、「チェックイン対象が気になった」、「行きたいと思った」などチェックイン対象への興味喚起が引き起こされる様子がうかがえます。さらに、チェックイン対象にポジティブな印象を抱きやすくなり、その印象が「いいね!」ボタンなどを通じて、ソーシャルメディア上の友人に広がっていると推察されます。(※「いいね!」ボタンについて、詳しくは下記の調査をご参照ください。)
「いいね!」という単純な機能に対して、ユーザーは多様な使い方と解釈を生み出したといえるのである。「潮流レポート第1回『記号で会話を始めた生活者たち』」(2011年10月28日 株式会社アイ・エム・ジェイ/株式会社シンクエージェント調査)

友人のチェックインを機に、約7割のユーザーがチェックイン場所を訪問
Facebook、mixi、Foursquare利用者に、各ソーシャルメディア上で友人がチェックインしているのを見た後で、チェックインされた場所に訪問したことがあるかを尋ねたところ、67.4%のユーザーが、実際にその場を訪問したことがあると回答しています。
更に、その中で、チェックインしたユーザーは39.2%おり、チェックインをきっかけに、来店・チェックインを促すポジティブな連鎖が生まれていると推察されます。チェックインをした理由についても、「チェックインした友人に知らせたかったから」(55.9%)、「お店・場所が気に入って、それを友人に知らせたかったから」(44.1%)と、友人への伝播を目的にしていることが多い結果となりました。
