ゲーミフィケーションを取り入れた3つの事例
ゲーミフィケーションという言葉は知っているものの、「ゲーミフィケーションといえばこのサイト」と具体例を挙げられる人は少ないかもしれません。今回は、実際にゲーミフィケーション要素を取り入れて運営されている、タイプの異なる3つのサイトを紹介し、各サイトの注目ポイントや改善が必要な点についても分析します。
- ユーザー投稿型コンテンツサイト:「ベストマニア」(エモーチオ)
- 製品プロモーションサイト:「ハピクエ」(日本コカ・コーラ)
- 企業サイト:「Samsung Nation」(Samsung USA)
【事例1】
ゲーミフィケーションで投稿が楽しくなる「ベストマニア」- サイト名:bestmania
- 運営会社:エモーチオ
サイト概要
「みんなのおすすめBest3でつくるランキングサイト」と銘打った「ベストマニア(bestmania
)」は、2011年10月にスタートしたユーザー投稿型のサービス。「映画・DVD」「音楽」「本・漫画」「ゲーム」「総合」の5つのカテゴリがあり、投稿者はオススメのアイテムを3つ挙げて、その理由とともに投稿します。理由は深く“ササる”ものであればあるほど良いとされ、閲覧者は「ササった!」ボタンを押すことでコンテンツを評価します。このサイトは筆者が所属する株式会社ゆめみがゲーミフィケーション・デザインを手がけました。手前味噌ではありますが、当初1年間での目標としていた50万投稿を2か月半で達成し、大きな成果を上げています。