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第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

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話題の書籍を紹介!

日本のソーシャルメディアの「いま」を正確に示す最も信頼性の高いデータ集 『ソーシャルメディア白書2012』を刊行


 一般消費者10,000人以上、上場企業および大企業400社の調査規模!!付属CD-ROMにはプレゼンや提案書にすぐに使える、本書掲載の全グラフ334点を収録!刊行特集その1として、本書の「消費者調査」についてご紹介します。

本書の概要

 日本では本格的なソーシャルメディアに関連したデータ集が圧倒的に不足しており、プレゼンの現場では海外調査データや簡易的なウェブ調査などが多数引用されている状況です。そこで本書は、消費者や企業のソーシャルメディアの利用実態を多様なデータとともに明らかにしていきます。今後、ソーシャルコマース、ソーシャルCRM、ソーシャルリクルーティングなど、さらにソーシャルメディアが存在感を増していくなか、本当に使えるデータを網羅しています!

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ソーシャルメディア利用実態調査結果サマリー(本書より一部転載)

ソーシャルメディア利用者の推移

 インターネット利用時間に占める主要サイト滞在時間比率の推移を見ると、ソーシャルメディアの比率が17%にまで上昇してきていることがわかる。

 性・年代別の滞在時間比率を見ると、友人とのコミュニケーションが活発な10代~20代では、インターネット利用時間に占めるソーシャルメディアの割合が20~40%にまで高まっていることがわかる。

ソーシャルメディアの利用状況

 インターネットユーザーにおける主要ソーシャルメディアの利用率・経験率を調べたところ、利用率・利用経験率ともに高いのは、利用ニーズが明確なインタレストグラフ系サービス(YouTube / Yahoo!知恵袋 / Wikipedia / kakaku.com / cookpadなど)であることがわかった。主要コミュニケーションサービスであるTwitter / mixi / Facebookは20~30%にとどまっている。なお、本調査パネルはPCユーザーであるため、GREE及びmobageの利用率・経験率が同サービスの会員数(それぞれ約3,000万人)と比べると低く出ていることにご留意いただきたい。

主要コミュニケーションサービスと利用目的のコレスポンデンス分析

 主要コミュニケーションサービスの利用目的は、mixi / Facebookは「コミュニケーション目的」、Twitter / Blogは「目的性のある情報取得目的」、GREE / mobageは「暇つぶし目的」の3つの類型に整理される。

ソーシャルグラフ(ソーシャルメディア上の人間関係)の規模感

Twitterユーザーの平均フォロー数/フォロワー数

 Twitterユーザーの平均フォロー数は64人(男性平均74人、女性平均53人)、平均フォロワー数は58人(男性平均67人、女性平均49人)との結果だった。一般的に「若年層ほどフォロワー数が多い」というイメージがあるが、30代、40代、50代のフォロワー数も多いことがわかる。

mixiの平均マイミク数

 mixiの平均マイミクは数35人(男性38人、女性32人)との結果だった。女性よりも男性、そして若年層ほどマイミク数が多い。

Facebookの平均友達数

 Facebookの平均友達数は30人(男性27人、女性33人)との結果だった。欧米の平均友達数は120~130人というデータがあるため、日本人の友達数は相対的に少ないといえる。

Twitterのフォロワー数と満足度の関係

 フォロワー数が20人程度を超えるまで満足度が上昇し、1,000人を超えると満足度が低下する。これはmixiやFacebookには見られない特徴である。

ソーシャルメディアにおけるコミュニケーション相手の類型と割合

 mixiとFacebookは、コミュニケーションの前提として相互承認が必要であるため、「会ったことがあり、親密な人」とのコミュニケーションが約60%と高い。全メディアを通じて、「会ったことがなく、親密な人」(インティメイト・ストレンジャー)(※)とのコミュニケーションが5~10%程度存在している。

 (※)「親密だが見知らぬ人」のことを、佛教大学の富田英典氏は著書「『インティメイト・ストレンジャー ―「匿名性」と「親密性」をめぐる文化社会学的研究―』」において、“インティメイト・ストレンジャー”と名付けた。

主要コミュニケーションサービスにおける、有職者の勤務先公開状況

 Facebookでは、有職者の約3割が勤務先を公開してコミュニケーションをとっている。オープンなビジネスネットワークが築ける一方で、個人(従業員)の不適切発言や情報漏えいから炎上が発生し、Facebookで勤務先が特定されることによって、会社が炎上に巻き込まれるリスクにもつながっている。

リスクの高い行動の実態(Twitter、mixi、Facebook)

 Twitter / mixiにおけるリスクの高い行動を見ると、「知人や同僚にだけわかるような隠語を使って会話をする」「仕事に関することを投稿する」「仕事上の悩みや愚痴を投稿する」などの経験が15%~20%と高い数値を示している。Facebookは実名で利用するユーザーが多いため、相対的にリスク行動が少ない。

 その他、「業務上問題になるような発言をする」「特定の会社や個人を誹謗中傷する」「知らない相手と言い争う」というリスク性の高い項目については経験率が3~4%と低いものの、従業員が5,000人程度いる大企業の場合、仮に3%だとしても、従業員の30%がこれらのソーシャルメディアを利用していると仮定すると(資料2-1-2でも示した通り、各ソーシャルメディアの利用率はそれぞれTwitter:28.8%、mixi:27.9%、Facebook:16.6%)、このようなリスク行動をとる社員が45人存在することになり、大きな潜在的リスクを抱えていると言える。

企業公式アカウントへのユーザーの反応率

 公式アカウントや公式ページへのユーザーの反応経験は、Twitterキャンペーンに参加したことがある、企業公式ページで「いいね!」を押したことがある割合(エンゲージメント経験率)が40%~60%存在する。Twitterの企業公式アカウントに話しかけたことがあるユーザーは約14%、mixiページやFacebookページでコメントをしたことがあるユーザーは17~18%である一方、mixiページやFacebookページで「いいね!」を押したことがあるユーザーは38%~60%と非常に高い。「いいね!」ボタンが、企業とユーザーのライトなエンゲージメントを促進させていることがわかる。

公式アカウント接触後のユーザー行動

 Twitter / mixi / Facebookにおける公式アカウント / ページ接触後の行動として、Twitter / mixi / Facebookともに、約30%が「特に何もしていない」と回答している一方、「商品やサービスに興味を持ったことがある」「購入を検討したことがある」という意識変容が20~30%存在し、「商品やサービスを購入したことがある」という態度変容も10~20%認められた。

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MarkeZine(マーケジン)
2012/02/17 09:50 https://markezine.jp/article/detail/15174

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