1990年代のネットショップは、インターネットの接続料金は高く、回線も大変遅かったので、当時は画像や素材を軽くしなければならず、デザインや商品写真などに力を入れるにも限界がありました。しかし、今は違います。光回線やADSLなど、高速回線が主流になっていますので、画像や素材の表示にストレスを感じることはあまりなくなりました。時間や容量など接続費用を気にしながらインターネットをする必要はすでになくなっているので、動画などの重いデータも気軽に見ることができます。
5年前は自宅にパソコンがある人もまだまだ少なかったですが、2007年度の小学校の役員会で集まったお母さんに私が伺ったところ、パソコンをお持ちでないお母さんは15名中、1人しかいませんでした。今や学校の役員同士のやり取りもPCメールで行う時代になっています。
これはインターネットでお買い物をすることへのハードルが低くなってきたというのはもう過去のことでしょう。2007年のネットユーザーは、すでに目が肥えています。いかにも素人が作ったような見栄えの悪いページは、ターゲットを絞って商品への魅力を一生懸命語っても、「素人みたいなページ」というだけで、信用されなくなっているのです。
こうしたことから、一度ご自身のショップを見直してみて、どうでしょうか。「サイト作成初心者だからしょうがないよ・・・」「売れたら予算をかけて、デザイナに頼んで作るよ」と思っているかもしれませんが、その気持ちが売れないお店を作っているということに気付いてください!
でも、やっぱり予算が足りないのにデザインをデザイナさんに依頼するのは厳しいものがあります。そんな時は、ショップ作成テンプレートがたくさん出ていますので、自分のお店と相性の良いテンプレートを利用すれば、htmlやwebデザインが素人でも、文字さえ打てればきれいなネットショップを作ることができます。
最初の予算があまり無いうちは、下記のようなサイトを利用するのもひとつの手でしょう。
カラーミーショップ プロ | おちゃのこネット | MakeShop |
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サイトのデザインを変えただけで、売上げが倍になった、というショップをたくさん知っています。もちろん当店もそれを経験しています。
ヒント③ 売上を左右する商品写真
次に写真です。商品写真はネットショップ運営において、1、2を争うくらい重要です。アナログ回線のお客様を主にターゲットにするお店の場合は画像のサイズも小さい方が良いですが、そうでないなら、商品写真はきれいで大きめの画像を表示するようにしましょう。ネット上の商品は、手にとって見れません。その代わり商品画像で手に取るように見ることができれば、小さくて画像の荒い商品写真に比べて断然購入していただける確率は上がります。
しかし、画像の表示サイズが単に大きければいいというわけではありません。写真撮影は素人でも、素人なりにも絶対にきれいに見せなければなりません。ショップ作成のテンプレートはたくさん出ているので、素人でもこれらを利用すればある程度の「脱!素人サイト」が可能ですが、とにかく商品写真は、外注に出す予算がなければ、ご自身で撮影しなければなりません。
商品写真撮影の際に注意するポイントは、「お客様がその画像を見て、自分がその商品を購入した時にどんな風に使用するかイメージを沸かせてあげることができるようにする」ということです。わたしも商品撮影は素人なので、商品写真撮影セミナーに参加したり、本を読んだりしてたくさんお勉強しました。こちらの本はオススメなので、よろしければご参考ください。
衝動買いしたくなるような、商品写真を掲載できるようにがんばりましょう!
ヒント④ 販売企画が曖昧では売上アップは見込めない
さて次は実践的な販促のノウハウについてお話しましょう。Webサイトに単品で商品をずらりと羅列して販売しているだけでは売れません。