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ソーシャルメディア販促のススメ

ソーシャル販促、Twitter&Facebookの活用事例 ハンズ、無印、ルミネからいいトコ取りっ!!


Twitterによる実践的手法(2)無印良品に学ぶ

 無印良品のTwitterでは、時折オンラインストアなどへのリンクが貼られた商品紹介がツイートされている。Twitterによる販促効果は高く、デジタルフォトフレームを紹介した際には前日比220%となり、数日間売上増が続いたという。

無印良品 MUJI.net(@muji_net)
https://twitter.com/#!/muji_net

 なかでも、「タッチパネル可能手袋」というはめたままタッチパネルが操作できる手袋は、高い販促効果が現れた。商品を見ただけでは効果が発見しづらいこと、Twitterとスマートフォンとの親和性の高さもあって、紹介によって普段の1.5倍から5倍ほどの売上につながった

 無印良品は、高い販促効果を上げてはいるが、商品PR自体はあくまで簡単な内容にとどめている。たとえば、「<3時のおやつで無印良品>気がつけば、春はそこに。「桜バウム」」などと、毎日3時に季節を絡めて自社の商品をおやつとして紹介するなど、時事的な話題やリアルタイム性を生かした紹介をしているところがポイントだ。その他、タイムラインの中の話題をピックアップしてユーザーが話題にしているテーマに関連した情報を発信するなど、自然で押しつけがましくないやり方をしている。

無印良品 | Facebook
https://www.facebook.com/muji.jp

 さらに無印良品では、Twitter・Facebookでのタイムセール告知も行っている。Twitterではフォロワー1万5千人記念として、オンラインで安く購入できる限定タイムセールを行った。「タイムセールなう」のツイートは6,431回クリックされ、600人が購入まで進んだ。Twitterはリアルタイム性が高いため、タイムセールや、あと◯人、あと◯個などのリアルタイム性を生かした販売が向いているというわけだ。

 つまり、ポイントは以下の5つにまとめられる。

  • ユーザーとの関係性を大切にしている
  • 販促ツイートが控えめで押しつけがましくない
  • タイムリーで情報として受け入れられる内容
  • クーポンなどのお得情報
  • Twitter・Facebook限定情報

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Facebookによる実践的手法 3タイプに分類できるFコマース

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この記事の著者

高橋 暁子(タカハシ アキコ)

ITジャーナリスト、情報リテラシーアドバイザー。
SNSなどのウェブサービス、子どもの携帯電話利用をはじめとした情報モラル教育、ネット規制、電子書籍などに詳しい。インタビューや取材も得意としている。元小学校教員であり、昨今の教育問題にも詳しい。
本や記事の執筆の他、携帯電話やSNSなどをテーマに講演、セミナー、監修、アドバイザーなども手がける。
著作に「Facebook+Twitter 販促の教科書 」「Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本」「Facebookで就活に成功する本」「仕事を成功に導くFacebook活用術」などのFacebook・Twitter関連本、「電子書籍リーダーをビジネスで使う本」「電子書籍の可能性と課題がよーくわかる本」などの電子書籍関連本、「子どもにケータイもたせていいですか?」などの情報リテラシー本、「仕事ができる・広がる! はじめてのLinkedIn」などのLinkedIn本、「ミクシィをやめる前に読む本」などがある。

・連絡先:aki-akatsuki@nifty.com
・公式サイト:http://akiakatsuki.com/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/11 10:10 https://markezine.jp/article/detail/15542

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