英ネット視聴率調査会社comScoreは、日本国内で6月に最も訪問者を集めたサイトやサービスのランキングを発表した。このランキングは、15歳以上のネットユーザーの自宅あるいは会社からのアクセスを調査対象としている。
その結果、6月のオンラインのユニークビジター数は5,370万人。これは日本の人口の49%に達する。そのうち4,150万人のユニークビジターを獲得してトップに立ったのはYahoo!で、実に全体の77%にリーチしている。また平均的なネットユーザーがYahoo!を利用するのは、1か月のうち15日、2位のGoogleは13日、3位のMicrosoftは9日となっている。
comScoreは同時に、5月から6月の間に最もユーザー数が増えたサイトのトップ10も紹介。産経デジタル新聞が運営するニュースサイト「イザ!」が、6月に最もユーザー数が急増したサイトとして評価された。産経新聞系列が配信するニュースにユーザーがトラックバックやブログで意見を表明できる「イザ!」のユニークユーザー数は、2007年5月の230万人から同6月に350万人に急増。これは、日本政府のスキャンダルや7月末の参院選が影響している。
また、2番目にユーザーが急増したサイトはみずほフィナンシャルグループで、ナムコバンダイホールディングスがそれに続いている。そのほか、Firefoxが人気のMozilla OrganizationとAcrobat ReaderをバージョンアップしたAdobeもトップ10に入っている。
プレスリリース:"comScore Releases Rankings For Top Japanese Web Properties"