2013年度の新卒採用からFacebookを活用した新卒採用活動が企業数・学生数ともに急増。Facebookを新卒採用に活用する企業数は半年で300社増加、2013年度卒業予定学生のFacebook利用者数は3か月弱で約1万5000人増加している。
ギブリーは、ソーシャルリクルーティングがどのような効果をもたらしたのかを調査し、「Facebookリクルーティング白書」としてまとめた。調査対象は、2013年度新卒採用においてFacebookを活用している企業人事担当者で、有効回答数は143社。
Facebookを活用した新卒採用は「効果があった」とする企業は約半数。「効果がない」は10%未満。また、70%以上の企業人事が、「いいね!」を押している学生を確認していることがわかった。
Facebookを活用した感想としては、「社内のことや社員のことが分かってもらえた」「求人広告ではできないプロモーションができた」という実感が多数を占めており、「いいね!」を集めたい、「双方向コミュニケーション」「継続的な情報発信」に注力していきたいという声が多くあがっている。
また、選考が進むにつれ、企業の発信は増えていくものの、学生ユーザのコメント数が下がっていく傾向が見られた。ギブリーは、学生がなんらかの要因で情報発信をしにくくなる、あるいは企業側の情報発信がコメントしにくいものになっているなどの要因が考えられると分析している。
「Facebookリクルーティング白書」調査概要
調査対象 : 2013年度新卒採用においてFacebookを活用している企業人事
調査期間 : 2012年5月21(月)~2012年5月28日(月)
調査方法 : インターネットによるアンケート調査
有効回答数: 143社
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