FILE 02:アパレル企業で働く陳さん
2人目の調査は陳さん(仮名)。アパレル企業で働くHipHopが大好きな26歳です。

よく使うアプリ:Facebook、WhatsApp、LINE
ゲームはする?:格闘ゲームが大好き。THE KING OF FIGHTERS-i 2012、ストリートファイターIV VOLT
日本のコンテンツで好きなもの:HIPHOP。AI (歌手)
有料アプリ、アプリ内アイテムを買ったことは?:格闘ゲーム
携帯での購入経験は?:なし
陳さんもやはりコミュニケーションツールが最も利用しているアプリに入ります。台湾でのFacebook利用者は人口約2300万人のうちの1000万人(重複ユーザー含む)と言われており、約2人に1人はアカウントを持っている計算になります。
台湾での閲覧数上位サイトは、Facebook、Yahoo! 奇摩、台湾最大のブログプラットフォームである無名小站(Wretch)となっています。
陳さんは格闘ゲームが大好き。私も「THE KING OF FIGHTERS-i 2012」を利用しているユーザーをよく見かけます。以下の画面を見ていただくとわかりますが、日本のアプリをそのまま日本語で利用していたりもします。親日家が多く、日本のコンテンツが受け入れられやすい市場というのが、台湾の特徴のひとつでもあります。

FILE 03:公務員の呉さん/FILE 04:医療系の王さん
次は清楚系公務員の呉さん(仮名)。知的美人という形容がぴったりな医療系の仕事をしている王さん(仮名)とともに29歳です。

呉さん(写真左)
よく使うアプリ3つ:Facebook、Japan Life、Snoopy's Street Fair
ゲームはする?:Rule the Sky
日本のコンテンツで好きなもの:Kink Kids(歌手)
有料アプリ、アプリ内アイテムを買ったことは?:よくあります。Angry Birdsなど
携帯での購入経験は?:なし
王さん(写真右)
よく使うアプリ:Line、SushiChop、EzPeer
ゲームはする?:よくやります。SushiChop、Reversiなど
日本のコンテンツで好きなもの:GACKT(歌手)
有料アプリ、アプリ内アイテムを買ったことは?:よくあります。Cut the Ropeなど
携帯での購入経験は?:なし

ふたりは安定した収入を得ている層ということもあり、ゲーム内での課金も抵抗がないようです。日本語学校に通っているという呉さんの携帯には「じゃらん」「サイゾー」などといった日本語でのアプリも多く入っていました。
安定した収入があり、ゲームでもよく遊び、クレジットカードでの課金もOKということで、日本でいうとソーシャルゲームやモバイルECをよく利用する層なのかと思います。
台湾の現状としては、MobageやGREEのような圧倒的なゲームプラットフォームはまだない状況です。auer(奧爾資訊多媒體)、Joymaster(極致行動科技)というようなPCのプラットフォームを利用したり、自身がデベロッパーやパブリッシャーで多くのゲームを持っている企業が、スマートフォン上でプラットフォームを構築し始めていたりしています。

またECに関してもhiiirを運営している英屬維京群島商時間軸科技というアプリデベロッパーのベンチャー企業が、モバイルECプラットフォームを準備しようとしている段階で、これからの市場の成長が見込まれています。