FILE 05:学生の楊さん
5人目は21歳学生の楊さん。

よく使うアプリ:Facebook、WhatsApp、Line
ゲームは?:よくします。Mega Jumpなど
日本のコンテンツで好きなもの:浜崎あゆみ(歌手)
有料アプリ、アプリ内アイテムを買ったことは?:あります。WhatsApp、Fruit Ninjaなど
携帯での購入経験は?:電車チケットを買っています。
電車チケットを買ったことのある楊さんは、ibonというセブン‐イレブンの支払システムを利用して携帯でのECを活用しています。セブン‐イレブンやファミリーマートなどのコンビニがあちこちにある台湾では、コンビニでの荷物受取りも頻繁に行われています。
日本文化になじみの深い台湾は日系企業にとって比較的進出しやすい市場です。自国市場が小さい台湾は、中国やアジアマーケットを目指すことが多いため、アジア展開をしている日本企業が台湾の現地企業と組みやすい傾向があります。
またスマートフォンの利用者も多く、人口の約20%である400万人が利用しています。Google Playが台湾のクーリングオフの条例で有料アプリを取り扱っていないなどの事情はありますが、その後の中国大陸進出も考えると大変有望な市場です。
中国のiPhoneの無料アプリ総合ランキングの1位になるには1日に10万ダウンロード以上必要だと言われていますが、台湾では1日に2.5万ダウンロードあれば上位に食い込むことができます。私の中国での経験からも、「台湾で大人気アプリ」というブランディングは中国大陸でのマーケティングにも利用価値が高く情報伝播力が強いものです。
アドウェイズの台湾でのビジネス展開
アドウェイズは、2012年5月に台湾現地の代理店JS Mediaに出資をするかたちで台湾に進出し、JS ADWAYS Mediaを設立しました。JS Mediaは、台湾最大のブログプラットフォームである無名小站(Wretch)の専属代理店としてサービスを開始し、その後カテゴリ特化型の大手サイトのメディアレップ、Facebook広告やモバイル広告のデジタル広告代理店として拡大している会社です。代表のJason Yangは、台北市インターネット広告およびメディア経営協会の常務理事を務め、台湾ネット広告業界を代表する1人です。
今後、JS Mediaのこれまでの現地企業とのつながりを軸に、スマートフォンのCPI(インストール課金)で出稿可能な、スマートフォン向け広告サービス「AppDriver」などの日本サービスの台湾展開を行い、台湾および日系企業へのデジタルマーケティングのトータルソリューションを提供してまいります。さらに台湾企業に対して、日本や中国を含めたアジア圏展開支援サービスを提供し、日本+台湾企業の新たな海外進出モデルを確立させていく予定です。