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アクセス解析エキスパート直伝!デジタルフォレストのPVアップ講座

離脱率90%は当たり前!?最後の難関『入力フォーム』の離脱を改善する


それぞれの対処法

1 せっかく入力フォームにたどり着いても、遷移元のページに戻ってしまう場合

 このパターンの場合、その原因の多くは遷移元ページのリンク文言にあります。みなさんも、あるサイトで情報を探しているときに、意図しないのに入力フォームに遷移した経験があるのではないでしょうか。そして即座に遷移元のページに戻った経験が。

 遷移元ページのリンクが「詳しくはこちら」とか「詳細情報」とだけ書かれていて遷移先ページをイメージしづらい場合に、せっかく入力フォームに遷移しても、即座に遷移元に戻ってしまうことが多いです。これはアクセス解析ツールでは、遷移元ページA⇒入力フォーム⇒再度遷移元ページA、といった流れで把握できます。

 このように無理矢理に入力フォームに遷移させられたユーザが、個人情報を入力してコンバージョンすることは極めて少ないです。闇雲にフォームに誘導するのではなく、ユーザの心理状況やユーザが欲しいと思う情報の流れを考慮に入れて、ユーザにとってストレスのない情報提供をし、行動を促すことが重要です。

2 プライバシーポリシーのページに遷移し、そのまま入力フォームに戻らない場合

 このパターンの場合、プライバシーポリシーの記述が不十分、もしくは入力フォームに戻る導線がわかりづらい場合が多いです。プライバシーポリシーの一番下の部分に、元のページ(=入力フォーム)に戻るためのリンクを設置するなどして、ユーザがストレスなく入力フォームページに戻れるような配慮をする必要があります。

3 グローバルナビゲーションをクリックし、そのまま入力フォームに戻らない場合

 一般的には、サイト内を回遊しやすくするために、グローバルナビゲーションやパンくずリストがあるべきです。しかしこのパターンが多い場合は、入力フォームのページからあえてナビゲーションをとり、ユーザに余計な選択肢を与えないことが効果的です。

 このように、入力フォームページ離脱のパターンによって対応策は変わります。このとき対応策を講じる前と後の離脱率の変化を把握しておくと、その策が有効であるかどうか確認できます。ある施策が思うように効果が出ない場合は、また違った策を講じる必要があります。このような細かなPDCAサイクルの積み上げが、コンバージョン数の増加という結果を生み出します。

残るは4と5のパターンです。これらはどのように改善すべきでしょうか?

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入力フォームの離脱を防ぐ新サービス

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この記事の著者

清水 昌浩(シミズ マサヒロ)

株式会社Ginzamarkets カントリーマネージャー(日本)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/08/07 13:34 https://markezine.jp/article/detail/1582

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