PR TIMESのサービスの強み
――配信代行サービスにもいくつかある中で、PR TIMESを選んだ理由は?
導入当初、配信代行サービスに期待していたことは、幅広い媒体に気軽に配信できることです。Web媒体の『OZmall』は特に更新頻度が高く、どの情報もプレスリリースを使って前面に出したいところですが、それを毎回、メールで記者に送っていては迷惑がられてしまいます。システムで配信できる手段が必要でした。
また、最近はSNSなどでの拡散効果を重視しています。OZmallの会員以外にも情報を広めたいのなら、口コミでの拡散は欠かせません。そのために重要なのは質と量。拡散しやすい媒体に配信できることと、情報が新しいうちにたくさんの媒体に露出することです。そういった条件もPR TIMESは満たしていると思います。
500人規模の女子会を開催、テレビ露出への秘策とは?
――会社としてのゴールが「読者に行動・体験してもらうこと」だとすると、広報でイベントへの集客を実現するのはハードルが高い気もします。イベント集客がゴールの場合、どんなことを意識しているのですか?
紙とデジタル、それにPRをうまく結び付けることでしょうか。雑誌を発行するタイミングとWebサイトで展開するタイミング、それぞれに違った切り口のプレスリリースを打つことで多くの読者やメディアに響くように工夫します。また、SNS・ブログなどでも、情報が拡散するような仕掛けを用意します。
さまざまな施策が掛け合わさることで、読者が自発的に行動してくれるように狙っているのです。
――複合的に仕掛けていくことが重要なんですね。
そうですね。そのため、企画、運営、販売促進など各チームの担当者と連携するように心掛けています。広報の業務は広報・販促グループで見ています。組織のラインは別になりますが、どこでどんなキャンペーンを打つのか、どんなワードでリスティング広告を回しているのか、販売促進担当者と必ず情報共有をしています。
「今度、このイベントがテレビ番組で取り上げられるよ」といったニュースを共有し、「それなら、こんなキーワードの検索数が増えるだろうから、リスティング広告で押さえよう」とチェックしてもらうことで、成果に結び付けられるように地道な取り組みを続けています。
――複合的な仕掛けがうまく機能した事例について、教えていただけないでしょうか。
OZmallの15周年記念で実施した「15の女子会」です。いろいろな協力企業とコラボレーションした14個のOZmall主催の女子会を開き、15個目の締めくくりに500人を集める大規模な女子会を企画しました。
それと同時にプレゼントキャンペーンを走らせたり、テレビCMを打ったりと、いつも以上に施策を掛け合わせたことで、15の女子会にはたくさんの申し込みをいただけて、新規会員の獲得にも成功しました。
中でも最後の大規模な女子会は、OZmallの知名度を上げるために、テレビ露出をしたいと考えていました。
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