SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

『OZmall』の大規模女子会への集客にPRを活用、テレビ露出も果たした“新しい出版社の広報スタイル”とは

 東京OLをメインターゲットにした女性向けのWebサイト『OZmall』と情報誌『OZmagazine』とを運用/発行するスターツ出版株式会社は、広報活動に注力し、自社媒体の読者以外の層にもアプローチすることに積極的です。従来の出版社の枠組みを超えて「読者に行動・体験してもらうこと」をゴールにしているスターツ出版の広報活動についてお話をうかがいました。

「ゴールが変わった」 スターツ出版が広報に力を入れる理由

 東京OLをメインターゲットにした女性向けのWebサイト『OZmall』と情報誌『OZmagazine』とを運用/発行するスターツ出版株式会社。出版社と言えば、自社媒体を使った情報発信に偏ってしまうきらいがありますが、スターツ出版は広報活動に注力し、自社媒体の読者以外の層にもアプローチすることに積極的です。

 事業企画部 広報・販促グループの萩原 里氏によると、広報に力を入れる理由の1つは、従来の出版社の枠組みを超えて「読者に行動・体験してもらうこと」をゴールに設定しているから。そのために自社媒体の読者以外にも情報が伝わるよう、外部の媒体で情報を取り上げてもらおうと広報活動に注力するようになったそうです。

 広報を重視している出版社は多くない印象があります。貴社が広報に注力されているのはなぜでしょう?

 当社は現在、紙メディア×デジタルメディア×イベントを掛け合わせることで従来の出版社の枠組みを超えて、女子会への参加など、読者に行動・体験してもらうことをゴールに据えています。自社媒体で情報を発信することがゴールではありません。読者に行動・体験してもらえるように、さまざまな手段を使って情報発信していこうと、会社全体の意識が変わってきています。

スターツ出版株式会社 事業企画部 広報・販促グループ 萩原 里氏
スターツ出版株式会社 事業企画部 広報・販促グループ 萩原 里氏

 ゴールが変わったことで広報の必然性が生まれてきました。協力企業とタイアップしての女子会・パーティーや旅行などのイベント情報を、プレスリリースとして配信する機会が増えています。自社媒体の枠を超えていろいろなところに情報を広めるには、紙メディア×デジタルメディア×イベントに、さらにPRを掛け合わせる必要があるのです。

 ただ、多くの媒体にプレスリリースを配信するのには時間が掛かります。広報に取り組む必要性が生まれたので、まずは、なるべく効率よく挑もうと、プレスリリース配信代行サービスの導入を検討しました。

PR TIMESのサービスの強み

 配信代行サービスにもいくつかある中で、PR TIMESを選んだ理由は?

 導入当初、配信代行サービスに期待していたことは、幅広い媒体に気軽に配信できることです。Web媒体の『OZmall』は特に更新頻度が高く、どの情報もプレスリリースを使って前面に出したいところですが、それを毎回、メールで記者に送っていては迷惑がられてしまいます。システムで配信できる手段が必要でした。

 また、最近はSNSなどでの拡散効果を重視しています。OZmallの会員以外にも情報を広めたいのなら、口コミでの拡散は欠かせません。そのために重要なのは質と量。拡散しやすい媒体に配信できることと、情報が新しいうちにたくさんの媒体に露出することです。そういった条件もPR TIMESは満たしていると思います。

500人規模の女子会を開催、テレビ露出への秘策とは?

 会社としてのゴールが「読者に行動・体験してもらうこと」だとすると、広報でイベントへの集客を実現するのはハードルが高い気もします。イベント集客がゴールの場合、どんなことを意識しているのですか?

 紙とデジタル、それにPRをうまく結び付けることでしょうか。雑誌を発行するタイミングとWebサイトで展開するタイミング、それぞれに違った切り口のプレスリリースを打つことで多くの読者やメディアに響くように工夫します。また、SNS・ブログなどでも、情報が拡散するような仕掛けを用意します。

 さまざまな施策が掛け合わさることで、読者が自発的に行動してくれるように狙っているのです。

 複合的に仕掛けていくことが重要なんですね。

 そうですね。そのため、企画、運営、販売促進など各チームの担当者と連携するように心掛けています。広報の業務は広報・販促グループで見ています。組織のラインは別になりますが、どこでどんなキャンペーンを打つのか、どんなワードでリスティング広告を回しているのか、販売促進担当者と必ず情報共有をしています。

 「今度、このイベントがテレビ番組で取り上げられるよ」といったニュースを共有し、「それなら、こんなキーワードの検索数が増えるだろうから、リスティング広告で押さえよう」とチェックしてもらうことで、成果に結び付けられるように地道な取り組みを続けています。

 複合的な仕掛けがうまく機能した事例について、教えていただけないでしょうか。

 OZmallの15周年記念で実施した「15の女子会」です。いろいろな協力企業とコラボレーションした14個のOZmall主催の女子会を開き、15個目の締めくくりに500人を集める大規模な女子会を企画しました。

 それと同時にプレゼントキャンペーンを走らせたり、テレビCMを打ったりと、いつも以上に施策を掛け合わせたことで、15の女子会にはたくさんの申し込みをいただけて、新規会員の獲得にも成功しました。

 中でも最後の大規模な女子会は、OZmallの知名度を上げるために、テレビ露出をしたいと考えていました。

テレビ露出をしたい!そのために打った施策とは?

スターツ出版の事例の続きは、こちらからどうぞ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/08/23 17:23 https://markezine.jp/article/detail/16011