「ゴールが変わった」 スターツ出版が広報に力を入れる理由
東京OLをメインターゲットにした女性向けのWebサイト『OZmall』と情報誌『OZmagazine』とを運用/発行するスターツ出版株式会社。出版社と言えば、自社媒体を使った情報発信に偏ってしまうきらいがありますが、スターツ出版は広報活動に注力し、自社媒体の読者以外の層にもアプローチすることに積極的です。
事業企画部 広報・販促グループの萩原 里氏によると、広報に力を入れる理由の1つは、従来の出版社の枠組みを超えて「読者に行動・体験してもらうこと」をゴールに設定しているから。そのために自社媒体の読者以外にも情報が伝わるよう、外部の媒体で情報を取り上げてもらおうと広報活動に注力するようになったそうです。
――広報を重視している出版社は多くない印象があります。貴社が広報に注力されているのはなぜでしょう?
当社は現在、紙メディア×デジタルメディア×イベントを掛け合わせることで従来の出版社の枠組みを超えて、女子会への参加など、読者に行動・体験してもらうことをゴールに据えています。自社媒体で情報を発信することがゴールではありません。読者に行動・体験してもらえるように、さまざまな手段を使って情報発信していこうと、会社全体の意識が変わってきています。
ゴールが変わったことで広報の必然性が生まれてきました。協力企業とタイアップしての女子会・パーティーや旅行などのイベント情報を、プレスリリースとして配信する機会が増えています。自社媒体の枠を超えていろいろなところに情報を広めるには、紙メディア×デジタルメディア×イベントに、さらにPRを掛け合わせる必要があるのです。
ただ、多くの媒体にプレスリリースを配信するのには時間が掛かります。広報に取り組む必要性が生まれたので、まずは、なるべく効率よく挑もうと、プレスリリース配信代行サービスの導入を検討しました。