シマンテックは、「企業が保有する情報に関する調査」をグローバル企業、日本企業を対象に実施した。
調査結果をもとに、世界中の企業が情報に費やすコストは年間88兆円(1.1兆ドル/1ドル80円で換算)、また格納している情報は合計2.2ゼタバイトと算出。コスト、情報量ともに莫大な数値となった。
こうした情報について、2011年度では、日本の回答企業の約4割で何らかの「情報損失」が発生、5割が「機密情報を企業の外部に流出」していることがわかった。情報損失がビジネスに与える影響として、世界と比較して日本は、「評判」「ブランド」「株価」といった間接的な損失よりも、「顧客喪失」や「収益減少」などのより直接的な損失に影響があると考えている。
一方で、情報によってもたらされる価値についても認識。世界の企業では自社の総価値の49%、日本企業では30%が情報によってもたらされていると回答した。
【「企業の保有する情報に関する調査(State of Infomation Survey)」概要】
調査会社:ReRez社に
調査期間:2012年2~3月
調査対象:世界36か国
従業員数5~5,000人以上の企業4,506社(日本企業は200社)の意思決定者
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