ニールセンは、デジタルデバイスを駆使する消費者の利用行動を可視化する「デジタル・コンシューマ・データベース」を発売した。これは、消費者がどのようにデバイスを使い分けて、コンテンツを利用しているのかを調査したもの。
調査結果から、同時に複数のデバイスを利用する割合は若年層ほど高いこと。最もよく同時利用されるデバイスの組み合わせはテレビとPCであることが明らかになった。
複数のデバイスを同時利用すると回答した人は全体の3分の2にのぼり、多くの人が2つ以上のデバイスを同時に利用。男女別の差はほとんどないが、年代別では若年層ほど割合が高かった。性年代別では10代女性が最も同時利用する割合が高い結果に。
最も同時利用されるデバイスはテレビ、次いでPC。この2つを中心としてスマートフォンを加えると、3つのデバイスの同時利用が全回答数の75%に達した。また、普及率では3割を切るスマートフォンだが、同時利用するデバイスとしては既に従来型携帯電話を上回った。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査時期:2012年9月7~10日
調査地域:日本全国
調査対象:15~69歳男女
対象者完了者数:3,096サンプル(各年代/男女別均等258サンプル)
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