STRIPの法則(個客別おもてなしプログラム)とは?
お客様を一律に扱うことで、機会損失を生んでいませんか?
「あなたのECサイトで、リピート対策は何を行なっていますか?」
そのような質問をしたら、「メルマガ? でしょうか」と答えが返ってくるのではないでしょうか。しかも、メルマガについては、会員リスト全員に同じ内容を送信する「一斉同報のメール」であることがほとんどでしょう。上記のような状況は、決して好ましい状態ではありません。
- 広告投資をして訪問数を増やすも、お客が定着せずに、広告投資回収ができない
- キャンペーンを行なっても、全員が同じ条件であり、つまみ食い的にしか購入されない
- 一斉同報のメールを配信しすぎて、リストが疲弊してしまう。優良なお客様さえも失ってしまう
このように、「実態のつかめない“一律同列”のお客様リスト」を前提としていると、「機会損失を常に生み出している可能性があるのです。機械損失を防止するための処方箋が、個客別(お客様ひとりひとりへの)おもてなしプログラムです。
「実態のつかめない“一律同列”のお客様リスト」を「個客別でセグメント化されたリスト」として、個客別のおもてなしを実現し、リピートをアップさせていきましょう。
STRIPの法則で個客別おもてなしプログラムを実施する
個客別おもてなしを実施するためにベースとなるのは、個客(お客様ひとりひとり)をセグメントすることです。
ECサイトに適したセグメント手法として登場するのが、【STRIPの法則】です。STRIPの法則では、“S”tatus(購入意向ステータス)、“T”iming(タイミング)、“R”ank(個客ランク)、“I”nterest(興味対象)、“P”roperty(属性)を、必要に応じて掛け合わせることによって、リピートアップやコンバージョンアップのための個客別の施策を効率化させることができます。
- Status…購入意向ステータス ~どの状態の人に~
- Timing…タイミング ~いつ~
- Rank…個客ランク ~どのランクの人に~
- Interest…興味対象 ~何を~
- Property…属性 ~どんな属性の人に~
「どの状態の人に」「いつ」「どのランクであれば」「また、どんな属性でれば」「何を」、表示・推薦・優待するのか。これをコントロールする司令塔として、STRIPの法則を使い、セグメントを区分していきます。

最後のページでは、STRIPの法則(個客別おもてなしプログラム)をより具体的に解説します。