Web写真力を上げる!「キラーショット構図」の作り方とは
事前準備とセッティングが済めば、あとはいよいよ撮影です。実際にレンズをのぞき、構図を決めていきましょう。
STEP1:配置を調整しながら、汚れなどのチェックも
セッティングはあくまでも大まかな配置です。実際にレンズをのぞき、微調整をしていきます。よりよい配置にするのはもちろん、汚れや不要なものが入っていないかなどのチェックも行いましょう。
STEP2:ズームレンズは近い・遠いだけじゃない!画面の範囲と形状をチェック
次に、画面の範囲をチェックします。ズームレンズは広角(焦点距離が近い)にするほど広い範囲が入り、望遠側(焦点距離が遠い)にするほど範囲は狭まります。このズームレンズの使い方を意識しながらフレーム位置を判断します。
広角側にすれば広範囲が入ります。ただ、広い範囲が写ることで見せたくはないものまで写ってしまうことも。また、広角になるほど被写体が樽状に形が歪んで写りやすくなるので、被写体の形の表現にこだわる場合は要注意。現物と近い形状に撮りたいなら、望遠のほうがオススメです。
STEP3:被写体の形や大きさにあわせて、レンズの位置を調整する
フレームの範囲が決まったら、レンズの位置も確認します。やや上から俯瞰気味で撮る場合、セットを上から見せることになるので全体像が写りやすくなります。被写体の形や大きさをはっきりと見せたい場合は、上のレンズ位置から撮影するのがいいでしょう。
被写体にあまり厚みがない場合や本のように表紙が写ればいいというときは、被写体と水平または少し上の位置からレンズを向けて撮ります。メインの被写体以外の、演出用の小物をボケさせて撮る場合も、この位置からレンズを向けたほうがよくわかります。
同じセットを撮影してもレンズを向ける位置が変わるだけで見せ方が大きく変化します。どの位置で撮影をするかは、最初に決めたコンセプトを思い出し被写体のどの部分を見せたいのかにより判断するのがよいでしょう。