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MarkeZine Day 2013 Premiumレポート

日本のサイトは世界の非常識!ウェブマーケティングで世界を制するためのグローバルサイトとは?[MarkeZine Dayセミナーレポート]

 3月7日(木)にラフォーレミュージアム六本木で開催された「MarkeZine Day 2013 Premium」。株式会社インフォキュービック・ジャパン代表取締役 山岸ロハン氏が海外ウェブマーケティングを実施するうえで欠かせない、グローバルサイト構築について講演した。

ネットで海外進出!するなら知っておきたい、グローバルサイトの常識

 現在、世界のインターネットユーザーは20億人で、世界の3分の1です。ただし、普及している地域であっても、ネット環境が日本と同じだとは言えません。たとえば、ブロードバンドの契約率。韓国が世界1位で約4割、日本は約3割で世界的に見れば高いほうで、中国に至っては1割に届かないのが現状です。

MarkeZine Day 2013 Premiumで講演する、株式会社インフォキュービック・ジャパン代表取締役 山岸ロハン氏

 こうしたインフラ環境を踏まえずに、日本と同じようにグローバルサイトを作るとどうなるか。たとえば中国では、理論上、サイトの表示に5倍もの時間がかかる計算です。日本では当たり前でも、ブロードバンドが普及していない国では重いサイトとなり、ユーザーにストレスを与えかねません。グローバルサイトを構築するうえでは、日本のネット環境は世界の非常識だと考えて臨んでください。

 では、既存の日本企業のグローバルサイトはどのようになっているのでしょうか。日経BPコンサルティング社の「第2回 企業グローバルサイト・ユーザビリティ調査2011/2012」によれば、その9割以上は、グローバルサイトとしての機能が未整備になっているという結果が出ていました。これを考えると、これからグローバルサイトを作る際に、日本企業のサイトを参考にしてはならないということになります。

グローバルサイト構築で、おさえておきたい6つのポイント

 そこで、「Fortune 500」のグローバルサイトのうち、30サイトをピックアップして傾向を分析した統計データを見ていきたいと思います。

 グローバルサイトの評価が高い企業として、1位がウォルマート、4位にGE、9位にJ.P.モルガンなどがランクインしています。「Fortune 500」なので当然と言えば当然ですが、大企業ばかりなので、「うちはそこまで大手じゃないから参考にならないよ」とおっしゃる方もいます。でも、ウェブサイトは効果的に活用すれば、大手並みのブランディングも可能になります。ですから臆せず、ぜひ参考にしていただきたいですね。

 統計データからご紹介したいのは、以下のデータです。

  1. ウェブサイト横幅は平均877ピクセル
  2. 93%がウェブサイトの左上にロゴを配置し、27%がロゴ下にタグラインをつけている
  3. 87%が検索ボックスを設置
  4. 3秒でわかるCall To Actionがあるのは47%
  5. トップページにFlashを利用しているのは3%
  6. 63%が「超」高品質な画像を使っている

 1)のサイトの横幅は、世界のネットユーザーがタブレットを活用していることを考えると、非常に重要なポイントです。

 2)のタグラインとは、MarkeZineなら「広告/マーケティングの最新動向がわかる!」と入っていますが、その企業やサイトのスローガンです。企業の事業内容が、世界的に認知がまだ低い場合は設置すると信頼が高まるでしょう。

 3)の検索ボックスは、さまざまな言語のコンテンツが掲載されているグローバルサイトでは、非常に役立つ機能です。ただし、コンテンツが非常に少ない場合は、検索結果に何も表示されないという事態も起こりえます。これは、グローバルサイトをブランディング目的で構築し、そのままほとんど更新されない場合があるからです。検索ボックスは、自社サイトのコンテンツ量を踏まえて、設置を検討してください。

 4)のCall To Actionとは、「お問い合わせはこちら」といったように、何かしらのアクションを促す機能です。これがわかりやすい場所に設置されているグローバルサイトが半数以下だというのは、その目的がブランディングや認知であることが多いからです。必ずしもそのサイトですぐ、問い合わせや購入をさせなくてもよいと考え、あえて設置していない企業も多数あります。

 5)のFlash導入率の低さは、ここ最近の特徴です。先ほど説明した表示速度の問題や、検索エンジン対策としてそれほど影響がないなどといった事情を踏まえているのでしょう。これから構築する場合は、敢えて導入する必要はないのかもしれません。

 6)の「超」高画質な画像を使うというのは、グローバルサイトの特徴だと言っていいでしょう。日本企業と比較して、画像への投資金額が大きく異なります。画像はサイトの顔ですから、ここへの投資は無駄にはならないのではないでしょうか。

 こうした、グローバルサイトならではの特徴を反映して、とある英語サイトからの問い合わせが3倍に増えたという実績もあります。ちょっとしたテコ入れをするだけで、御社のグローバルサイトが活発になる可能性が高いです。ぜひ、日本のサイトは世界の非常識であることを理解したうえで、グローバルサイトの構築に取り組んでいただきたいと思います。

同じ「難しい」なら、より将来性のあるチャレンジを

 私が考えるグローバル化とは、日本を1つのローカルだと考えることです。日本があって世界があるのでなく、日本は世界のうちの地域の1つに過ぎない。そう考えると、ある製品が日本で売れないからダメなのではなくて、世界の別の地域で売れるかもしれないと発想できます。

 日本は競争が激しく、将来的に人口も減っていくレッドオーシャンです。グローバル化はチャレンジングで難しいこともありますが、このまま日本というレッドオーシャンで戦うのも同じように難しい。同じ「難しい」なら、より未来があるほうを選ぶというのも1つの選択ではないでしょうか。ぜひ、ウェブマーケティングでグローバル化を検討していただければと思います。

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第2章 海外SEO SEMのキホン
第3章 中国(Baidu)のSEO SEM
第4章 韓国(NAVER) のSEO SEM
第6章 欧米(Google)の国別SEO SEM
第7章 アジア、MENA、南米の国別SEO SEM
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山岸 ロハン(ヤマギシ ロハン)

株式会社インフォキュービック・ジャパン 代表取締役1974年生まれ。留学のためアメリカに渡米しMinnesota State University, Mankatoを卒業。1998年より米国にて検索エンジンマーケティングに従事、SEO、リスティング広告のノウハウを習得。5年をかけて世界中に検索エンジンマーケ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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