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レンタルサーバー徹底活用ガイド

顧客ニーズを迅速にキャッチ!現場担当者が語る「WebARENA SuitePRO」リニューアルの背景


もはやビジネスに欠かせない存在となったインターネット。メールやホームページのビジネス活用は常識となり、近年はSNSやブログなどの新たなWebサービスの拡大によって、プラットフォームとしてのサーバーの重要性は高まるばかりだ。中でも、専用サーバーの自由度と共有サーバーの簡便さを併せ持つ仮想専用サーバー「VPS」の進化は目覚ましく、一つの流れとして認識されつつある。しかし、選択肢が広がるのは好ましいものの、どう選んでいいか迷う担当者も多いことだろう。そこで今回は、国内のVPSの先駆者でもあるNTTPCコミュニケーションズに、市場や顧客ニーズの動向をうかがいながら、選定のポイントについてアドバイスいただいた。

管理しやすく自由度が高い「VPS」が、ぐっと身近になった

 株式会社NTTPCコミュニケーションズは、1985年の設立より、パソコン通信やインターネット接続サービスをいち早く手がけ、情報インフラの草分け的存在として業界をリードしてきた。ハウジング/ホスティグサービス「WebARENA」 は、10年以上の歴史を持ち、大規模システム用ハウジングから、専用サーバー型、VPS、共用サーバー型のホスティングまで豊富なサービスバリエーションを誇る。ほぼあらゆるニーズに対応しており、現在は大企業から個人ユーザーまで4万もの顧客を擁する。

 そのラインナップの中で、2005年より提供されているVPSサービス「WebARENA SuitePRO」 が、2007年7月より月々8,820円の利用料金は変わらぬままディスク容量が20GBに増強された。このリニューアルの意図と背景について、同社ネットワーク事業部 データセンタ営業部 営業推進担当 (事業企画部 サービス企画担当)の三好博輝氏は次のように語る。

ネットワーク事業部 データセンタ営業部 営業推進担当 三好氏

 「2005年5月にリリースした際、注目を集めたVPSですが、その当時は提供する企業も限られており、また、仮想化という言葉自体が十分に普及しておらず、メリットが伝わりずらかった部分がありました。しかし、近年になって仮想化技術が注目されてきたこともあり、VPSのメリットに注目するユーザーが急増しています。一つにはブログやSNSなどの新たなインターネット活用が進み、共有サーバーでは限界を感じているユーザーが増えていること。また一方で、IT投資へのスリム化やサービスインの迅速化が課題となり、高い自由度を保ちつつ運用管理が簡便なサービスが求められていることがあげられます」

 つまり、共用サーバーでありながら専用サーバーのようにroot権限もあり、各プログラムやプロセスが独立しているという特性を持つVPSの「自由度が高く」「低コストで管理が簡単」というメリットが評価されつつあるというわけだ。また、利用者の増加とともに、これまで技術面での難易度の高さから提供を見合わせていた事業者が参入するなど、供給者側から見ても市場が活性化しつつあるという。

共用サーバ、VPSのそれぞれのしくみ図

 「近年になって高品質なVPS構築ソフトが多数登場したことがきっかけですね。市場全体として、信頼性の高いサービスが提供できるようになっています。しかし、当社にはVPSを牽引してきた自負のもと、他社を圧倒する高度な技術と経験に基づくノウハウがあります。それらをサービスに還元することで、Webアプリケーション・SaaSのプラットフォームとしてのサービスを強化し、市場でフラッグシップを取っていこうという意図があるわけです。今回のリニューアルはその取り組みの一部に相当します」(三好氏)。

 その言葉どおり、今回改良されたのは、ディスク容量の増加だけではない。システム設計を根本から大幅に変更し、信頼性と安定性を最大限に高めたこと、また、5GBごと50GBまでのディスク容量の追加が可能になり、細やかなシステム拡張に対応できるようになったことなど、リニューアルポイントは全体構造から細部にまで至る。

 「VPNサービス『WebARENA SuitePRO』のリニューアルにおいては、自由度はもちろんのこと、拡張性や使い勝手の良さ、管理の簡便性などを重視して継続的に改善を進めていく予定です。インターネット活用が一般化すればするほど、サーバー管理に手間やコストをかけずプロに任せて、自社サービスの強みに特化した方がいい。そう考えるお客様が増えていますから、そのご要望に誠実に応えていきたいと思っています。

 先駆者ならではの知名度に加え、細やかなサービス改善が評価されてか、申込者は急増しており、同社では対応に追われているという。いったいどのような使われ方をしているのだろうか。「詳しいことはお話しできないのですが…」(三好氏)とのことだが、近年の活用例を次のように分析しているという。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2007/09/21 12:01 https://markezine.jp/article/detail/1746

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