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東京駅丸の内駅舎のイベントで話題の「3Dプロジェクションマッピング」市場調査

2013/05/13 15:00

 「3Dプロジェクションマッピング」は、建物の形状にあわせた映像をプロジェクターで投影することで、特殊な視覚効果を生む映像表現技術。欧米を中心に広告やアートシーン、空間演出等で広く活用されており、新しいエンターテインメントとして注目されている。まっさらなスクリーンや映画館ではなく、身近な空間、巨大な建物を映像によって一変させ、新たな空間を演出することができる。

 国内では2011年頃から注目され、特に2012 年の後半に、3Dプロジェクションマッピングによる東京駅の丸の内駅舎の復原完成記念イベント「トウキョウステーションビジョン」が実施されて話題となった。

2012年9月22日、23日に東京駅丸の内駅舎前広場にて開催された「TOKYO STATION VISION」(写真:JR東日本)
2012年9月22日、23日に東京駅丸の内駅舎前広場にて開催された
「TOKYO STATION VISION」(写真提供:JR東日本)

 3Dプロジェクションマッピングは、集客力が見込まれる「屋外型」と、演劇、コンサート、ライブ、サーカスなどのパフォーマンスの演出のひとつとしての「屋内型」に分かれる。プロジェクターは、クリスティ・デジタル・システムズ、バルコ、パナソニックの3社が供給。 国内シェアは、クリスティ、バルコ、パナソニックの順となっている。

 屋外の大規模3Dプロジェクションマッピングは、NHKエンタープライズとタケナカがその多くを手掛けている。東京駅丸の内駅舎(幅120 メートル×高さ30 メートル)で、超高輝度プロジェクター46台を使用した国内最大規模の屋外プロジェクションマッピングを実施したのはNHKエンタープライズである。また、タケナカは、プロジェクションマッピング用のレンタル機材としてパナソニック製2万ルーメンクラスの超高輝度プロジェクターを50台以上、バルコ製の超高輝度DLP プロジェクターも所有する、日本で一番3Dプロジェクションマッピングに力を入れている企業。

 国内の3Dプロジェクションマッピングの市場規模を分野ごとに積み上げると、2012年の市場規模は600億円。2015年には3250億円に成長すると見込まれる。このうち、2万ルーメン以上のDLPプロジェクター(デジタルシネマ除く)は2015年に240億円の市場規模となると予測される。

【調査概要】
■ 調査対象<取材企業>
• 主要プロジェクターメーカー:  クリスティ・デジタル・システムズ日本支社、パナソニック、バルコ
• 3Dプロジェクション・イベント事業者:NHKエンタープライズ、タケナカ、エスシーアライアンス
• コンテンツ制作事業者:SUPEREYE、イノセクト・マイクロエージェンシー
• コンサルタント、業界団体:アンビエントメディア、3Dプロジェクションマッピングアジア、Project yoshi、プロジェクションマッピング協会
以上12 社
■ 調査方法:直接訪問取材及び電話取材/オープンデータ調査
■ 調査期間:2013年2月10日~2013年5月10日

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