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日本人も知らない沖縄のビーチを世界にアピールできる「トリップアドバイザー」が、ディスプレイ広告を本格始動

 旅行クチコミサイト「TripAdvisor」のAPAC(アジア太平洋地域)のディスプレイ広告セールスのトップであるシンディ・タン氏が来日。海外から観光客を呼び込みたい日本で、同社サービス、広告商品が大きな力になると語った。

グローバルに展開する旅行クチコミサイト「トリップアドバイザー」

 トリップアドバイザーは、CEOのステファン・カウファー氏が2000年に共同創設者として米国に設立。旅行者に役立つクチコミ情報を提供するサイトとして、現在、世界30か国でサイトを展開。2011年12月には、Expediaからのスピンオフを完了し、独立企業としてNASDAQ市場に上場している。

 ハーバード大学でコンピュータサイエンスの学位を取得したカウファー氏のもとで、トリップアドバイザーは、旅をテクノロジーによってより豊かなものにするためにサービスを拡充してきた。現在では、ホテルや宿泊施設のクチコミ情報だけでなく、「どこに行こうか」という旅行の最初の段階から、航空券の検索、旅行先でのレストランやスポット、現地でのツアー情報までも網羅している。

      「日本が大好き」と語るトリップアドバイザー ヴァイスプレジデント  APACディスプレイセールスのトップ、シンディ・タン氏
「日本が大好き」と語るトリップアドバイザー ヴァイスプレジデント
APACディスプレイセールスのトップ、シンディ・タン氏

 今回来日したヴァイスプレジデントのシンディ・タン氏は、同社の雰囲気をこう説明する。「旅行というのは人生の喜び。ですから、私たちのオフィスにもどこかそういった楽しい雰囲気があります。トリップアドバイザーはグローバルに展開していますが、従業員は1600名ほど。このくらいの規模だと、いろんな部署の人間が近くにいて、互いに協力し合うことができます」

 旅行のスタイルは、インターネット、モバイルといったさまざまなテクノロジーによって大きく変わってきたが、旅行の楽しみ方について、トリップアドバイザーは独自の哲学を持っている。「トリップアドバイザーのミッションは、その人その人に合った“パーフェクトな旅行経験”を提供することです。しかし、パーフェクトな旅行というのは、必ずしも5つ星のホテルに泊まったり、飛行機のファーストクラスを利用することではありません」(シンディ・タン氏)

 トリップアドバイザーの強みは、クチコミ情報をはじめとする旅行に関する大量のコンテンツ。世界各国の旅行者が、自分が訪ねた先の情報を次々とアップする。気ままな一人旅、小さな子どもを連れた家族旅行、そしてビジネストリップ。人々が旅行について何か調べ始めるとき、そのコンテンツの量とバラエティが役立つ。それぞれの旅行の目的によって異なるニーズにこたえられるだけの情報がトリップアドバイザーにはあるのだ。

世界の旅行市場の中の日本

 日本政府はいま、訪日外国人旅行者数を将来的に3,000万人とすることを目標とした「訪日外国人3,000万人プログラム」を立ち上げ、日本政府観光局が「ビジット・ジャパン(VJ)」事業として展開している。対象市場は、韓国、台湾、中国、香港、タイ、シンガポール、オーストラリア、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス、インド、マレーシア、ロシアが中心だ。

 そうした取り組みの成果なのか、日本政府観光局の発表によると、2013年3月の訪日外客数は、前年同月比26.3%増の85万7000人。これまで3月として過去最高であった2008年(73万1619人)を12万5000人上回り、3月として初の80万人台を記録している。

 世界の旅行市場に日本の魅力的な観光スポットの情報を提供し、海外から日本にやってくる旅行者を増やすために、トリップアドバイザーがお役に立てるのでは、とシンディ・タン氏は言う。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2013/05/21 11:00 https://markezine.jp/article/detail/17762

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